この記事では、「イーグルアイ」と「ホークスアイ」の違いについて紹介します。
イーグルアイとは?
イーグルアイは、パワーストーンとして人気の高い天然石の1つです。
角閃石の一種であるクロシドライトという鉱物と石英の混合石になります。
黒灰色をしており、光の角度によってキャッツアイ効果が現れます。
キャッツアイ効果とは、石綿が繊維状に含まれていて猫の目のような光の筋が見えることをいいます。
クロシドライトは酸化することで色が変わります。
イーグルアイはタイガーアイの仲間で、黄色いものがタイガーアイ(虎目石)です。
イーグルアイは鷲の目のように見えることから名づけられました。
和名も鷲目石といいます。
また、イーグルアイのことをグレータイガーアイということもあります。
それからイーグルアイは、古代エジプトでは神々の像に使用されるなど珍重されていました。
災いを遠ざけて幸福と繁栄を司る力があると信じられていたのです。
中国でもイーグルアイは真実を見通す神通力を持った石として崇められてきました。
神の目の石と呼ばれてもいます。
アフリカやナミビア、中国などで産出されます。
ホークスアイとは?
ホークスアイとは、クロシドライトが珪酸に包まれて硬化した天然石のことをいいます。
クロシドライトは灰青色をしており、ほとんど酸化せずに灰青色のままの状態のもものがホークスアイです。
酸化して黄色くなったものをタイガーアイといいます。
その中間の緑色のものはウルフアイ(狼眼石)と呼ばれています。
ホークスアイは、ブルータイガーアイと呼ばれることもあります。
キャッツアイ効果といわれる光の筋がみられ、鷹の目のように見えることからホークスアイと呼ばれるようになりました。
自然に産出された天然石だと色が綺麗なものは少ないので、流通しているものの中には染色しているものもあります。
イーグルアイとホークスアイの違い
イーグルアイはタイガーアイの仲間ですが、全く同じ鉱物ではありません。
ホークスアイはタイガーアイと同じ鉱物で、酸化のの程度によって色が違います。
イーグルアイはクロシドライトに石英が入り込んで硬化したもので、水晶の一種になります。
石英は英語ではクウォーツと呼ばれ、無色透明なものが水晶です。
ホークスアイはクロシドライトが珪酸に包まれて固まったものをいいます。
それからイーグルアイとホークスアイでは、微妙に色合いも異なっています。
イーグルアイは灰色及び黒灰色をしています。
ホークスアイは灰青色をしており、イーグルアイよりも青みが強いです。
タイガーアイを基準にすると、グレータイガーアイがイーグルアイでブルータイガーアイがホークスアイになります。
まとめ
イーグルアイとホークスアイは、鉱物としては仲間になりますが全く同じ鉱物ではありません。
イーグルアイは灰色をしていてホークスアイは灰青色なので、ホークスアイの方が青色が強く出ています。