「界隈」と「業界」の違いとは?分かりやすく解釈

「界隈」と「業界」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「界隈」「業界」の違いを分かりやすく説明していきます。

「界隈」とは?

そのあたり、付近一帯などと言った意味と、特定のジャンル、専門的なことというネット上で使われる意味があります。

模型界隈では模型・プラモデルのファン、業界を含む非常に広い定義と言えます。

ゲーム界隈も同義でプレイヤーがメインですが業界も含むと言えるでしょう。

スーパー界隈という言葉になると特定のスーパー付近という意味合いのケースが多くなります。

趣味のジャンルの界隈という言葉か、業種の界隈という言葉か、地名、ランドマークの界隈という言葉である程度区別ができます。

土地における界隈はあまり広くない範囲を定義されることが多いですが、店などがあるとそこまでは含むということもありえます。


「業界」とは?

その業務に関わる会社を中心にまとめた言葉で、就職活動のジャンルとしても使うことがあります。

「鉄道業界」という言葉では各鉄道会社、車両会社、旅行会社あたりは含まれますが、鉄道会社の不動産部門などは結果的に鉄道業界という言葉になります。

ただし不動産業界としても鉄道会社の不動産部門を含むことができます。

テレビゲーム業界であれば据え置きゲーム機メーカー、ゲームソフトメーカー、スマートフォンのゲームメーカーなど範囲が広く、ゲーム機のオプション品もゲーム業界に含まれると言えるでしょう。

プレイステーションはソニー製ですが、ソニーに勤めるとゲーム業界の人とはならず、エレクトロニクス業界などに分類されますが、ソニーのゲーム部門に勤めるとゲーム業界の人となります。

最近ではあまり耳にしなくなりましたが、マスコミ、テレビ番組制作会社などを中心に「業界」と呼ぶケースもありました。

業界団体というものも存在し、トラックの業界団体やガソリンスタンドの業界団体などがあり、業務運営に関する規制の問題点を訴える役割もしています。


「界隈」と「業界」の違い

「界隈」「業界」の違いを、分かりやすく解説します。

「界隈」と言う言葉にはそのあたり、付近一帯という意味がありますが、この意味合いは「業界」にはありません。

業界は同じ業務の集まりということができ、家電業界、リフォーム業界などがあり、就職活動の指標として使われる言葉です。

これに近い意味の界隈はゲーム界隈などというような言葉になり、ゲームのプレイヤー、ゲームメーカーなどを含んだより広い概念になっていますが業界と同じ意味で使われることもあり、基本はこの場合の界隈は専門的知識のある人の集まりということになっています。

テレビ業界、芸能界などを何も付けず「業界」と呼ぶこともあります。

まとめ

意味合いの近いとらえ方での「界隈」「業界」はジャンルごとの集まりということができ、ユーザーが含まれるのが界隈、メーカーが主体なのが業界ということができます。

業界団体という言葉はありますが界隈団体という言葉はありません。

就職活動には業界が指標になります。