資産を表す時に使う用語には「動産」や「不動産」があります。
この記事では、「動産」と「不動産」の違いを分かりやすく説明していきます。
「動産」とは?
「動産」とは動かすことが可能な資産を示す言葉であり、こちらは様々な種類や形態が存在します。
「動産」として最も身近なものにはお金があり、こちらは貨幣や紙幣などを簡単に持ち運べることからこちらに分類することが可能です。
「動産」は他にも家具やブランド品、美術品、骨董品など様々なものが当てはまります。
「動産」は基本的にこれらを持っているだけで所持者となるのが特徴です。
「不動産」とは?
「不動産」とは動かすことが不可能な資産を示す言葉であり、代表的なものとしては土地があります。
「不動産」は土地やそこに定着している建物など示す言葉であり、こちらは大きな資産として運用することが可能です。
「不動産」を所持する場合には同時に法律的な登記が必要となります。
「不動産」はこの登記手続きを経て所有者として認められるのが特徴であり、これらを含む手続きや売買する会社のことは「不動産会社」と呼ばれています。
「動産」と「不動産」の違い
「動産」と「不動産」はそれぞれ動かすことが可能かどうかという点で違います。
前者は動かすことが可能な資産を示し、後者は動かすことが不可能な資産を示すのが特徴です。
「不動産」を扱う専門の会社は「不動産会社」と呼ばれますが、「動産会社」という名称は基本的に使いません。
「動産」の例文
・『自動車は動産に該当するかどうかを調べています』
・『動産として人気な金塊は相場が安定しているのがいいですね』
「不動産」の例文
・『不動産会社に連絡して、物件の調査してもらいました』
・『不動産の登記は初めてだったので不安でした』
まとめ
「動産」や「不動産」は資産を分類する用語であり、それぞれ動かすことが可能かどうかという点で分類されます。
「不動産」は土地などを扱うことから投資商品として人気があります。