「会議」と「打ち合わせ」の違いとは？使い方や例文も徹底的に解釈

この記事では、「会議」と「打ち合わせ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「会議」と「打ち合わせ」の違い
1. 「会議」と「打ち合わせ」の使い方の違い
2. 「会議」と「打ち合わせ」の英語表記の違い
「会議」の意味
「打ち合わせ」の意味
まとめ

「会議」と「打ち合わせ」の違い

「会議」と「打ち合わせ」の違いについて紹介します。

「会議」と「打ち合わせ」の使い方の違い

「会議」は、「関係者が集まり、組織やプロジェクトにとって重要な内容を討論の末、結論をだすこと」に使われます。

そのものごとの方向性を左右する様な根本的な内容を話し合うことを言います。

「打ち合わせ」は、「担当者が集まり、事前に相談したり、情報を共有する為に話し合うこと」に使われます。

直接作業の内容に関する相談や確認などを行う集まりのことを言います。

「会議」と「打ち合わせ」の英語表記の違い

「会議」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「conference」で、「コンファレンス」と日本語でビジネス用語にもなっています。

“I will attend a video conerence tomorrow.”
(明日はビデオ会議に出席予定だ)
2つ目は「congress」で、「大規模な会議」という意味です。

“We will have a congress in Tokyo.”
(東京で会議が行われる)
「打ち合わせ」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「meeting」で、「ミーティング」と日本語でビジネス用語にもなっています。

「何かを話し合うために人が集まる機会」という意味で、「会議」も「打ち合わせ」もほとんどの場合こちらで通じます。

“We canceled the schedule of a meeting today.”
(今日の打ち合わせの予定は中止になりました)
2つ目は「discuss」で、「討論する」「話し合う」という意味です。

“Let’s discuss from 3 PM.”
(3時から打ち合わせしよう)

「会議」の意味

「会議」は「かいぎ」と読み、以下の2つの意味があります。

1つ目は「関係者が集まって、あるものごとについて討論を交わし、決定すること」という意味です。

2つ目は「ある事柄について研究結果を発表したり、意見交換する機関」という意味です。

「会議」は、その組織の経営方針やプロジェクトの内容など、根本となる部分を話し合う場のことを言います。

最初から議題が決まっていて、結論を導き出す為に関係者が集まるものです。

「会議」の使い方

「会議」は、「ものごとの重要な部分について議題を決めて、結論を出す集まり」に使われます。

名詞として独立して使われる他、他の言葉と組み合わせて「社内会議」「合同会議」など複合語として使われます。

「打ち合わせ」との違いは、組織の経営や戦略など重要なことに対して議題を決めて行われることが多く、議事録も作成されるという点があります。

「会議」を使った例文

・『明日の会議に使う資料を作成する』
・『次回の会議を行う場所を手配する』
・『会議の後に懇親会が開かれる予定だ』
・『重役会議で君の昇進が決まったよ』
・『会議室の椅子とテーブルをキレイにしておこう』

「会議」の類語

・「会合(かいごう)」
「相談、討論の為に人々が集まること」という意味です。

・「評議(ひょうぎ)」
「ある事柄について、意見交換や相談すること」という意味です。

「会議」の対義語

「会議」に対義語はありません。

「打ち合わせ」の意味

「打ち合わせ」は「うちあわせ」と読み、主に以下の3つの意味があります。

1つ目は「前もって相談すること」という意味で、仕事で作業の手順や注意点などについて最初に情報を共有することを言います。

日常的にはこちらの意味で使われることが多くなります。

2つ目は「衣服の、前身頃で重なる部分」という意味です。

3つ目は「あるタイミングに合わせて音を出すこと」という意味です。

「打ち」は古文で「ちょっと」という意味があり、「ちょっと合わせること」=「前相談」になるのです。

ここからも、経営に関わる内容ではなく、実務レベルの相談であることを表しています。