物を売り買いするお店のことを英語で「ショップ」と「ストア」といいますが、どのような違いで使い分ければ良いのでしょうか。
今回は、「ショップ」と「ストア」の違いを解説します。
「ショップ」とは?
「ショップ」とは、「特定の商品を販売することに特化したお店」を意味する言葉です。
「ショップ」の使い方
洋服屋や靴屋、電気屋など特定の商品や分野に特化して商品やサービスを提供するお店を指す言葉で、日本語で言うところの「専門店」に近い意味合いで使われます。
元々は仕立て屋のような商品を販売するだけでなく店の人間が直接加工や製造を行う店のことを意味していましたが、現在では特に店が加工や製造など販売以外のサービスを手掛けていなくてもする特定の分野に特化していれば「ショップ」と表現します。
一般的には個人商店など比較的小さな店を指し、巨大専門店のような大型の店は含みません。
どちらかと言うとイギリスで使用されることが多い言葉です。
「ストア」とは?
「ストア」とは、「様々な商品を取りそろえたお店」を意味する言葉です。
「ストア」の使い方
スーパーマーケットやデパートなど一つの商品に限らず幅広い品を取りそろえ販売するお店を指す言葉で、一般的にはある程度規模の大きなお店に対して用います。
商品を仕入れて売る店という意味合いが強く、職人が自ら加工した品物を直接販売するようなお店は含みません。
流通の最終段階として様々な商品を消費者に販売する店が「ストア」です。
「ショップ」と「ストア」の違い
「ショップ」と「ストア」は「取り扱う商品の種類」で区別されます。
特定の商品やサービスに特化しているお店が「ショップ」、さまざまな品物を取り扱うお店が「ストア」という違いで使い分けられています。
店の規模や販売形態などによる違いもありますが厳密なものではありません。
「ショップ」の例文
・『アイスクリームショップでアイスを買う』
・『ショップの品揃えがイマイチだ』
「ストア」の例文
・『大型ストアに行けば何でも買える』
・『最新式のストアでは無人で買い物ができる』
まとめ
同じお店でも「ショップ」と「ストア」は取り扱う商品やサービス形態が大きく違います。
明確な基準はありませんが使い分ける必要が出た時のために正しい意味を知っておきましょう。