この記事では、「ニキビ」と「吹き出物」の違いについて紹介します。
ニキビとは?
ニキビとは炎症性皮膚疾患の1つで、顔や体にできる発疹のことをいいます。
思春期頃の10代に多くみられ、おでこや頬など皮脂の分泌量が多い部分にできやすいです。
ただし、背中や胸、首などにできることもあります。
ニキビができるメカニズムははっきり解明されているわけではありませんが、アクネ菌が関係しているといわれています。
アクネ菌は皮膚に存在している常在菌ですが、アクネ菌が過剰に繁殖することで炎症が起きニキビとなるのです。
アクネ菌は皮脂をエサとするので、皮脂が多いとニキビができやすくなります。
初期の段階だと毛穴に皮脂が詰まっているだけですが、進行すると炎症を起こして赤く腫れあがります。
また、ニキビ痕がそのまま残ってしまうこともあります。
吹き出物とは?
吹き出物は、顔や体にできる発疹のことをいいます。
10代の頃にできるものはニキビということが多いですが、30代など大人になってからできる発疹は吹き出物ということが多いです。
ただし、明確に区別をしているわけではありません。
ニキビと吹き出物の違い
ニキビも吹き出物も尋常性?瘡という皮膚疾患なので、大きな違いはありません。
ただし、10代の頃にできるものをニキビと呼び、大人になってからできるものを吹き出物と呼ぶことが多いです。
吹き出物のことは大人ニキビと呼んだりもします。
10代にできるニキビは、皮膚の分泌が活発になることが関係しているといわれています。
思春期には皮脂の分泌を活発化するホルモンが増加するためです。
20代になると落ち着くことが多いです。
大人になってからできる吹き出物は、生活習慣やストレスなどの影響を受けやすいとされます。
まとめ
ニキビと吹き出物はどちらも尋常性?瘡という皮膚疾患なので、大きな違いはありません。
10代の頃にできるものをニキビと呼び、大人になってからできるものを吹き出物と呼ぶことが多いです。