「ダウン」と「中綿」の違いとは?分かりやすく解釈

「ダウン」と「中綿」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「ダウン」「中綿」【なかわた】の違いをわかりやすく説明していきます。

「ダウン」とは?意味

水鳥の羽毛を集めてきれに洗って乾かした「ダウン」は、生き物から生み出されるものです。

選ばれた若い鳥の羽の奥にある層の貴重な羽を集めたものであり、それを詰め込んだ防寒着を「ダウンジャケット」と言います。

とても軽く、たくさんの羽が詰まっているジャケットは風を通さず、断熱効果に優れているため極寒の地でも支持される服なのです。

水鳥1羽から摂れる量は多くて10gとかなり少ないため、価格が高額になる傾向が見られます。


「中綿」とは?意味

人間が作り出した人工的な化学繊維であるポリエステルを「中綿」【なかわた】と言います。

一見、白い綿のように見えますが、水にとても強く、濡れてもすぐ乾くので雨の日でも負担なく着れるのがいいところです。

とても軽く、重さを感じにくいところも魅力的になり、長時間着ても肩がこりにくいのが利点にもなります。

この利点を活かして、ダウンに見立てたジャケットが多く出回っており、かなり安い価格で買えるのが幅広い年代に支持されているところです。


「ダウン」と「中綿」の違い

吸湿発散にとても優れている「ダウン」は空気をたっぷり含んでいるためとても暖かく感じます。

保湿性と断熱効果もあいまって、その機能性は人工的な「中綿」に比べると格段に違い、真似ができない天然素材だからこそ出せる魅力なのです。

一方の「中綿」は人工的に作り出された素材であり、水に強く、耐久性もあるので汚れたらすぐに自宅の洗濯機で気軽に洗って外に干せます。

「ダウン」よりも価格は半額以下のジャケットが多いので、リーズナブルなものを求める若者が選ぶわけです。

丸めたり、折りたたんでリュックの中に入れて持ち歩きやすく、負担にならないという利点があります。

まとめ

人工的な素材は洗いやすく、メンテナンスしやすいのが魅力的であり、生き物から採取されてジャケットになるものはかなり機能的で暖かいのが魅力と覚えておくといいでしょう。