「オードパルファム」と「オードトワレ」の違いとは?分かりやすく解釈

「オードパルファム」と「オードトワレ」の違い専門用語・業界用語

オードパルファムもオードトワレも香水です。

どのような違いがあるのかを紹介します。

オードパルファムとは?

香水には香料が含まれており、その濃度によって分類することができます。

香料の濃度を表す指標としては、賦香率が用いられています。

賦香率が高くなるほど香りは強く、長い時間続きます。

香水は賦香率の違いにより、パルファム・オードパルファム・オードトワレ・オーデコロンの4種類に分類されます。

その中でもオードパルファムは、賦香率が大体15%程度のものをいいます。

ただし、法律などで決められているわけではないので、統一した基準などは存在しません。

そのためメーカーによって定義には差があり、10%や20%の賦香率のものをオードパルファムと呼んでいるメーカーもあります。

オードパルファム(eau de parfum)のパルファム(parfum)はフランス語で、香水のことをいいます。

英語にするとパフュームとなります。

また、オード(eau de)には水で薄めるといった意味があります。


オードトワレとは?

オードトワレは賦香率が10%程度の香水のことを指すことが多いです。

フランス語ではeau de toiletteと書きます。

toiletteを日本語にするとトイレとなりますが、toiletteには身づくろいをするといった意味があります。

身づくろいのための水といった意味になります。

香水の中では比較的濃度が低いので、香りも薄めです。

日本でもよく知られており、実際に使っている人も沢山います。

ヨーロッパ等では、男性がオードトワレを使うことも多くあります。

きつい香りが苦手という人にも向いています。


オードパルファムととオードトワレの違い

オードパルファムとオードトワレは、含まれている香料の濃度に違いがあります。

賦香率も違いますが、統一された基準などはありません。

そのためメーカーにより基準が異なることもあります。

オードパルファムはオードトワレよりも濃厚で、香りも強く持続時間も長いです。

そのためしっかりとした香りを身にまといたい時に最適です。

例えば、パーティーに出席する場合やデートに出かける場合などに向いています。

それに対してオードトワレは香りが弱く、仄かな香りが感じられる程度です。

オフィスに出勤する際など日常的に使用することもできます。

普段使いをしたい時には、オードトワレが最適です。

オードパルファムよりも濃度が濃いパルファムは、賦香率が15%から30%と最も高いです。

オードトワレよりも濃度が低いオーデコロンの賦香率は、2%から10%程度になります。

オーデコロンは、頭髪用としても用いられています。

まとめ

オードパルファムとオードトワレの違いは、賦香率にあります。

オードパルファムの方が賦香率は高く、含まれている香料の濃度も高くなっています。

香りが強いのがオードパルファムで、香りが弱く普段使いに向いているのがオードトワレです。