この記事では、サッカーの「フリーキック」と「ペナルティキック」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「フリーキック」とは?
「フリーキック」は「free kick」と英語表記します。
「フリーキック」は、「試合中に何らかのファウル、不正行為が行われたとき、反則を受けた側が反則を受けた地点から、相手の妨害を受けない形で、キックすることによって、プレーを再開するルールのこと」という意味があります。
敵チームからファウルを受けた場所にボールを置いて、プレイスキックをすることによって、試合を再開することを「フリーキック」と呼びます。
「フリーキック」は、直接ゴールを狙うことが許される「直接フリーキック」と、2人以上のプレーヤーがボールに触れないとゴールが認められない「間接フリーキック」に分けられます。
軽い接触などのファウルをした場合は「間接フリーキック」が与えられるのに対して、悪質な反則である、相手を蹴る、髪をつかむ、タックルする、ハンドをすると言った場合に、「直接フリーキック」を与えられることがあります。
さらに「ペナルティキック」も「フリーキック」の一つに数えることができます。
「ペナルティキック」とは?
「ペナルティキック」は「penalty kick」と英語表記します。
「ペナルティキック」は、「フリーキックの一種で、ペナルティーエリア内で犯された、特定の反則行為に対して、反則を行った選手の属するチーム側に与えられる罰則のこと」という意味があります。
ゴールまで12ヤード(約11m)の場所にボールをセットし、キッカーとゴールキーパーが一対一の状態で行われます。
直接ゴールを狙っても、ゴールを認められる「直接フリーキック」の一つのため、高い確率でゴールを決める場面が訪れます。
「ペナルティキック」は、延長戦でも勝負がつかなかったとき、試合の勝者を決定する方法にも採用されています。
交互に「ペナルティキック」を蹴る戦いを「PK戦」と呼びます。
「フリーキック」と「ペナルティキック」の違い
「フリーキック」と「ペナルティキック」の違いを、分かりやすく解説します。
「フリーキック」も「ペナルティキック」も、反則行為を受けた側が、試合を再開するときに行う、プレイスキックのことを意味します。
「フリーキック」の中に、「ペナルティキック」も含まれるため、「ペナルティキック」は「フリーキックの一つ」になります。
ただし、反則後に与えられるプレイスキック全般を「フリーキック」と呼ぶのに対して、ゴールまで12ヤードの位置にボールをセットし、キッカーとゴールキーパーが一対一の状態で行われるものを、「ペナルティキック」と呼ぶという違いがあります。
まとめ
「フリーキック」と「ペナルティキック」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、サッカーの試合を楽しく見られるようになるかもしれません。
