「オーデコロン」と「香水」の違いとは?分かりやすく解釈

「オーデコロン」と「香水」の違い専門用語・業界用語

欧米人と比べて日本人は香水を身につける風習がないため、種類についてきちんと説明できる人は少ないと言えるでしょう。

この記事では、「オーデコロン」「香水」の違いを分かりやすく説明していきます。

「オーデコロン」とは?

「オーデコロン」はフランス語源のドイツ・ケルンで18世紀に生まれた香水の一種です。

香水の分類基準となる賦香率は3~5%未満で香りの持続性もそれほど高くはなく1~2時間程度にしかすぎません。

逆に言えば使用シーンを選ばず使えるのが魅力だと言っていいでしょう。


「香水」とは?

読んで名の如く、香りのする水になります。

様々な種類の香料が使われており、油状や固体の香料をアルコールで溶解。

香水とは言いますが、水ではなくオイルに溶解したり、固形のワックス状のものも香水として扱われています。

基本的には体温による揮発性、つける人物の体臭と混ざって臭うため、単品では正確な匂いはわかりません。


「オーデコロン」と「香水」の違い

あくまでも「オーデコロン」は香水の一種であり、定められた規定からは逸脱する事はありません。

「香水」「オーデコロン」以外にも「オードトワレ」「パルファン」を含みます。

また狭義で香水を示す「フレグランス」「パフューム」らも総括的に「香水」であると言えるでしょう。

「オーデコロン」の特徴

・『「オーデコロン」の類義語とは』
「オーデコロン」は溶液に占める香料濃度によって名前が変化します。

賦香率が5%を越えた場合は「オーデコロン」とは別物の香水となり、成分の濃いものは「オールドパルファン」「パルファン」に分類されます。

・『オーデコロンの同義語とは』
「オーデコロン」の別名は「パフュームローション」「万能香水」と呼ばれます。

香りの密度が低いため日常生活の様々なシーンで香りを楽しむ生活に貢献していると言えるでしょう。

「香水」の特徴

・『「香水」の類義語とは』
香りのする水、香料を水溶性の液に溶かした「エッセンス」疎水性、油溶性香料である「フレーバー」「オイル」は時にして「香水」の類義語として使われる事があります。

ただしこれらは食料用の香料を指し、香りのする液体である点のみが類似していると言えるでしょう。

・『「香水」の同義語とは?』
「香水」は前述した賦香率と香りの持続時間で「パルファン」「オールドパルファン」など四種類に規定分類されます。

また狭義の意味では「香水」の意味を持つ「フレグランス」「パフューム」も含みます。

まとめ

「オーデコロン」はあくまでも「香水」の一種であり、一番薄いものを指します。

「パフュームローション」「万能香水」とも呼ばれます。

「香水」は広義では香料をアルコールで溶解した溶液。

しかしワックスに練り込まれた固形状のものなど概念から外れたものも「香水」としてカテゴリーされています。