この記事では、「アップライトピアノ」と「グランドピアノ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アップライトピアノ」とは?
アップライトピアノは、Upright pianoと英語表記もされる言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば分かる事ですが、真っ直ぐ立ったや正しいといった意味のアップライトの文字に、鍵盤楽器の1種である楽器という意味のピアノの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそアップライトピアノは、弦やフレーム、響板を鉛直方向に配置したピアノの形態の1種を表すのです。
「アップライトピアノ」の言葉の使い方
アップライトピアノは、奥行きが短い形状をしたピアノの種類に対して使われる言葉となっています。
壁に背をつけて設置出来るため、部屋のスペースを圧迫する事が少ないという特徴を持つピアノです。
そのため主に家庭用のピアノとして普及しており、そういったピアノをアップライトピアノと呼びます。
「グランドピアノ」とは?
グランドピアノは、Grand pianoと英語表記が可能な言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば理解出来る事ですが、豪華なとか雄大なといった意味を持つグランドの文字に、鍵盤を指先で叩いて演奏する楽器の1種という意味を有するピアノの文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事からグランドピアノは、弦を水平方向に張った大型の3脚ピアノを示すのです。
「グランドピアノ」の言葉の使い方
グランドピアノは、3脚で奥行きのある構造をしたピアノに対して用いられる言葉となっています。
奥行きがある分設置スペースが必要であるため家庭ではなく、コンサートホールや音楽室に置かれている事が多く、その様な大型ピアノをこのグランドピアノという言葉を使用して表現するのです。
「アップライトピアノ」と「グランドピアノ」の違い
アップライトピアノとグランドピアノの文字表記を見比べれば、アップライトとグランドという言葉の違いに気付く事が出来ます。
所がどちらもピアノの種類を表す言葉である点が、ややこしい部分です。
とはいえアップライトピアノは、奥行きが短い形状で設置スペースが少ないため家庭用として置かれる事が多いピアノを表します。
一方のグランドピアノは、3脚で奥行きがある大型ピアノで主にコンサートホールで見掛けるピアノを示すのです。
まとめ
2つの言葉は共に、ピアノを示す言葉ですが形状に違いがあったりします。
アップライトピアノは、フレームや弦、響板を鉛直方向に配置したピアノで主に家庭用として使用されるピアノに対して使われる言葉です。
対するグランドピアノは、水平方向に弦が張られた3脚の大型ピアノであり音楽室やコンサートホールといった場所で見掛けるピアノを示す際に用いられる言葉となっています。