「日系人」と「ハーフ」の違いとは?分かりやすく解釈

「日系人」と「ハーフ」の違い専門用語・業界用語

海外在住者の話題で使われる言葉に「日系人」「ハーフ」があります。

この二つはどのような違いで区別されるのでしょうか。

今回は、「日系人」「ハーフ」の違いを解説します。

「日系人」とは?

「日系人」とは、「日本以外の国籍を持つ人のうち日本人を祖先に持つ人」を意味する言葉です。


「日系人」の使い方

日本から海外に移住した人とその子孫を指す言葉で、ルーツを辿ると日本人がいる人を「日系人」といいます。

最初に移住した人達を日系1世、移住者の子供にあたる世代を日系2世、孫世代を日系3世と最初の移住者から数えた世代で表します。

最初の世代は日本から移住した人ですが子や孫の世代になると現地で生まれ育ち日本には行ったことがないという人が多くなり、人種的特徴としては日本の面影を残しつつもメンタリティはほぼ現地人です。


「ハーフ」とは?

「ハーフ」とは、「異なる国籍の両親のもとに生まれた子供」です。

「ハーフ」の使い方

日本人の父とアメリカ人の母親の間に生まれた子供など父親と母親の国籍が違う人を指します。

異なる人種間であっても国籍が同一である場合は含みません。

国籍の異なる両親のもとで生まれた子供の国籍については各国で扱いが異なります。

父と母両方の国籍が認められる二重国籍を採用している国もあれば日本のように一定年齢で国籍を選択するよう迫られる国もあります。

「日系人」と「ハーフ」の違い

日本人を先祖に持つのが「日系人」、国籍の異なる両親の間に生まれた子供が「ハーフ」です。

「日系人」と現地人の間に生まれた子供は両親の国籍が同一なので「ハーフ」ではありません。

現地の国籍を持つ日系3世が日本人と結婚して子供ができた場合、生まれた子供は両親の国籍が異なるので「ハーフ」にあたります。

まとめ

「日系人」「ハーフ」が指しているのは全く別物です。

国際化が進むなかで海外移住や国際結婚も増えています。

それぞれの正しい意味を知って間違いのないように使い分けてください。