楽器の種類として「和楽器」と「西洋楽器」がありますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「和楽器」と「西洋楽器」の違いを解説します。
「和楽器」とは?
「和楽器」とは、「日本で古くから使われている伝統的な楽器」です。
「和楽器」の使い方
民族の間で古くから存在し親しまれている楽器のことを「民族楽器」といいます。
「和楽器」は日本の民族楽器のことで、具体的な基準はありませんが一般的には明治時代よりも前から日本で演奏に使用されていた楽器を指します。
日本で作られた楽器のほか大陸から伝わった楽器や祭礼などに使用されてきた土着的な楽器も全てが「和楽器」です。
「西洋楽器」とは?
「西洋楽器」とは、「西洋で開発された西洋音楽の演奏に使用する楽器」です。
「西洋楽器」の使い方
主にヨーロッパで作られた楽器を指し、西洋の伝統的なクラシック音楽の演奏に使用される楽器の総称です。
中世の時代に開発されたものが多く、正確な音程やリズムによる美しい音楽の演奏に向いています。
ソロでの演奏のほかオーケストラなど多人数で合奏することもよくあります。
「和楽器」と「西洋楽器」の違い
「和楽器」と「西洋楽器」の違いは「地域」です。
日本で古くから演奏されてきたのが「和楽器」、欧米を中心とした西洋で使われてきた楽器が「西洋楽器」という発展した地域の違いで区別されます。
演奏する音楽も「和楽器」が雅楽や小唄など日本で作られた楽曲であるのに対し「西洋楽器」は西洋音楽の演奏に用いられるという違いがありますが、近年は「和楽器」でポピュラー音楽を演奏したり「西洋楽器」とコラボして民謡などを演奏するケースも増えています。
「和楽器」の例文
・『和楽器は音の揺らぎが味わい深い』
・『和楽器の良さが見直されている』
「西洋楽器」の例文
・『西洋楽器は世界中で演奏されている』
・『弦や太鼓など西洋楽器には様々な種類がある』
まとめ
「和楽器」と「西洋楽器」は全く異なる歴史から誕生した楽器ですが形状や演奏など共通点も見られます。
それぞれ楽器としての良さがあるので音色の違いを楽しんでください。