羽根布団の詰め物として使われる「ダウン」と「フェザー」ですが、どんな違いがあるのでしょうか?
この記事では、「ダウン」と「フェザー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ダウン」とは?
「ダウン」とは、羽根布団や防寒具などの詰め物として用いられている「水鳥の胸当たりに生えている羽毛」のことを指しています。
タンポポの綿毛のような形をしており、羽軸はありません。
後述する「フェザー」に比べて軽く、空気を多く含んでいることにより断熱層が作られ、高い保温性を持っています。
ちなみに、この「ダウン」はニワトリのような陸鳥にはなく、アヒルやガチョウなどの水鳥からしか採れません。
「フェザー」とは?
「フェザー」とは、羽根布団の詰め物として用いられている「水鳥の翼に生えている羽根」のことを指しています。
羽根が舞う場面などで描かれるような、多くの方がイメージする「羽根」の形をしており、羽軸があるため弾力性が高いです。
また、型崩れもしにくく、吸湿性・通気性も高いですが、その分だけ保温性は「ダウン」に引けを取るようです。
「ダウン」と「フェザー」の違い
「ダウン」と「フェザー」の違いを、分かりやすく解説します。
・「ダウン」とは、「水鳥の胸当たりに生えている羽毛」のことを指しています。
・「フェザー」とは、「水鳥の翼に生えている羽根」のことを指しています。
どちらも羽根布団などの詰め物として用いられていますが、「ダウン」の方が保温性において優れているため、含まれる「ダウン」の比率が高くなるほど値段も高くなる傾向があるようです。
まとめ
「ダウン」と「フェザー」はどちらも水鳥から採れる羽毛でしたが、保温性や通気性、弾力性などにそれぞれ違いがありました。
ちなみに、水鳥には「ダック」(=アヒル)と「グース」(=ガチョウ)の2種類があり、「グース」の方が体も大きく、採れる羽毛が大きいため高品質とされています。