「ブドウ糖」と「砂糖」の違いとは?分かりやすく解釈

「ブドウ糖」と「砂糖」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「ブドウ糖」「砂糖」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ブドウ糖」とは?

「ブドウ糖」とは自然界で最もポピュラーな糖類です。

日本では果物のブドウの糖分がこの糖類だと発見されたことから「ブドウ糖」と言う名前がつけられました。

世界的にはグルコースと呼ばれる事が多く現代では日本でもグルコースと呼称することも増えています。

脳を始め体を動かすエネルギー源として非常に高い吸収効率を持っていることも特徴です。

その為単純な糖分ではありますが病気や体質などで糖分が不足する人のための医薬品としても処方されることがあります。


「砂糖」とは?

「砂糖」とは甘みを持つ調味料です。

果物や根菜などの甘味がある汁を乾燥させることでも生成可能なので紀元前から調味料の一つとして愛用されていました。

成分としては「ブドウ糖」と果糖が結合したスクロースという糖分でできています。

かつては世界各地で高級品として扱われていましたが、19世紀も終わり頃になると一般家庭でも使えるほど普及され、20世紀になると地球規模で生産過剰となり生産量の調整が行われている最も身近な甘味料です。


「ブドウ糖」と「砂糖」の違い

「ブドウ糖」「砂糖」の違いを、分かりやすく解説します。

地球上で最も多い糖類が「ブドウ糖」「ブドウ糖」と果糖が結合してできている甘味料が「砂糖」です。

「ブドウ糖」は地球上にある糖類の中でも最も吸収効率が高く、「砂糖」も高い吸収効率があるものの「ブドウ糖」には劣ります。

ただし単純な甘さという点では「ブドウ糖」の方が劣り、同量の「砂糖」と比べて7割程度の甘さしか感じられません。

また「ブドウ糖」はその吸収効率から医薬品として扱われることもありますが、「砂糖」は医薬品として扱われることはありません。

まとめ

日本では「ブドウ糖」「砂糖」も甘味料として販売されていることも多いですが、「ブドウ糖」「ブドウ糖」のみでできていますが、「砂糖」は成分的に言えば「ブドウ糖」と果糖でできている物質です。

「ブドウ糖」は吸収効率に優れ「砂糖」は甘さを感じやすいという違いがあるので、見た目は似ていても甘味料としての性質は違います。