この記事では、「ブドウ」と「マスカット」の違いについて紹介します。
ブドウとは?
ブドウとは、ブドウ科の樹木とその果実のことをいいます。
フルーツとして生のまま食べられていますし、ワインの原料にもなります。
ブドウは黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方が原産で、紀元前3000年頃にはすでに栽培が行われていました。
それが中国に伝わり、中国から日本に伝わって鎌倉時代頃から栽培されるようになったといわれています。
ブドウには様々な品種があり、現在は品種改良も積極的に行われています。
日本で栽培されるブドウはワインやジュース、お菓子などにも加工されていますが、そのほとんどが生食用です。
日本で最も栽培されているブドウは巨峰で、ピオーネや藤稔、デラウェア、シャインマスカットなどもあります。
マスカットとは?
マスカットはブドウの品種の1つで、正式にはマスカット・オブ・アレキサンドリアといいます。
ローマ帝国時代に、ローマ帝国にあったアレキサンドリアから広まったといわれています。
淡い黄緑色をしていて、独特の強い香りが特徴です。
ブドウの女王と呼ばれることもあり、ワインの原料にもなります。
日本では岡山県がマスカットの生産地で、それ以外の地域では気候が合わないのであまり栽培されていません。
近年は、マスカットをルーツにもつ皮ごと食べられるシャインマスカットも人気です。
ブドウとマスカットの違い
ブドウには色々な種類があり、その中の1つにマスカットがあります。
ブドウを色によって分けると、黒ブドウ・赤ブドウ・白ブドウとなります。
黒ブドウには、巨峰やピオーネ等があります。
デラウェアは赤ブドウに分類されます。
マスカットは白ブドウの一種です。
黒ブドウや赤ブドウの皮にはポリフェノールが含まれているので渋みがありますが、マスカットには含まれていないので渋みがありません。
まとめ
マスカットはブドウの一種で、白ブドウに分類されます。