サッカーの「ゴールエリア」と「ペナルティエリア」はどちらもピッチ内に設けられた特定のエリアのことですが、大きさや役割などが異なります。
この記事では、サッカーの「ゴールエリア」と「ペナルティエリア」の違いを分かりやすく説明していきます。
サッカーの「ゴールエリア」とは?
サッカーの「ゴールエリア」は「サッカーをプレイするピッチのゴール直前に設けられたエリア」のことで、後述する「ペナルティエリア」の内側に存在する区域を意味します。
もともとはゴールキーパーを保護するために設けられたエリアでしたが、現在では主にゴールキックをおこなう場所として使用されています。
サッカーの「ペナルティエリア」とは?
サッカーの「ペナルティエリア」は、「ゴール前方の、ゴールエリアの外側に設けられた区域」のことを意味し、このエリア内ではゴールキーパーがボールを触れたり、守備側が反則をとられると対戦相手に「ペナルティキック」や「間接フリーキック」を与えたりするといったルールが設けられています。
サッカーの「ゴールエリア」と「ペナルティエリア」の違い
サッカーの「ゴールエリア」と「ペナルティエリア」は双方ともゴール前方に設けられた区域のことを指しますが、それぞれの位置や大きさ、役割に意味に違いがあります。
「ゴールエリア」は「ゴール直前かつペナルティエリアの内側に設けられた区域」で、大きさは5. 5m×18. 32mとなっています。
「ゴールエリア」のそもそもの役割はゴールキーパーを守ることにあり、以前は「ゴールエリア」内でキーパーにタックルなどをおこなうと「キーパーチャージ」と呼ばれる反則をとられていましたが、1997年の競技規則変更によって「キーパーチャージ」ルールが廃止されたため上記の役割はなくなりました。
現在の「ゴールエリア」は、主に「守備側がゴールキックをおこなう際にボールを配置する区域」として使用されています。
なお、「ゴールエリア」の範囲内で反則があった際、その反則が起きた場所から最も至近距離に位置する「ゴールエリア」のライン上からの間接フリーキックが攻撃側に与えられます。
一方、「ペナルティエリア」は「ゴールエリアの外側に設けられた区域」のことを指し、大きさは16. 5m×40. 32mとなっています。
他のエリアとは異なる特殊なルールが設けられているのが特徴で、「ペナルティエリア」内においてはゴールキーパーが味方側のバックパスを除くボールを最大で6秒間手にすることが可能となっています。
また、「ペナルティエリア」の範囲内で反則すると、相手側に「ペナルティキック」や「間接フリーキック」を与えるといったルールも設けられています。
まとめ
サッカーの「ゴールエリア」は「ゴール直前に設けられた区域」、「ペナルティエリア」は「ゴールエリアの外側に設けられた区域」を示します。
それぞれの大きさや役割などを知ることで、サッカー観戦がさらに楽しくなることでしょう。
ぜひ参考にしてください。