この記事では、「大学」と「大学院」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大学」とは?
「大学」とは学術研究や教育を施すための高等教育機関です。
小中高校を卒業したかそれと同等の学力があるとみなされた人だけが入学できます。
高校までの学校では理系文系問わず様々な分野の勉強を一律で学びますが、「大学」では学科によって学ぶ内容の傾向が違います。
また短大という2年制の「大学」もありますが基本的に4年制であり、4年掛けて一つの方向性を中心にそれに関連する講義を受ける学校が「大学」です。
「大学院」とは?
「大学院」とは「大学」よりも専門的に学問を探究していく機関で、入学には「大学」卒業程度の学力が求められます。
「大学院」は小中高大の学校と違い教師や講師の話を聞いて学ぶのではなく、同級生や先生と議論したり意見を戦わせることでより深い知見を得ることが目的です。
「大学」を卒業して「大学院」に入学する場合はまず2年制の課程を受け、その卒業論文が認められれば修士の学位を得られ、更に3年制の課程を受け自分の研究結果に基づいた学術論文が認められれば博士の学位を得られます。
「大学」と「大学院」の違い
「大学」と「大学院」の違いを、分かりやすく解説します。
ある程度学ぶことの方向性を定めつつ講義を受ける教育機関が「大学」で、一つの分野に関して自分と同じ立場の生徒や先人である先生と意見を戦わせて学問を究めていくのが「大学院」です。
「大学」入学には高校卒業程度の学力が求められますが、「大学院」は「大学」卒業程度の学力が求められます。
「大学」は基本的に4年制ですが「大学院」は2年制の修士課程と、修士課程を修了した後に受けられる3年制の博士課程に分かれているのも違いです。
まとめ
「大学」は小中高のように先生の授業を聞いて学んでいく学校の延長として、講義を受けて先人が見つけた知識を得るための学校です。
それに対して「大学院」はそれらを基礎として更に学問の深奥を追求し続け、新しい概念や真理などの知見を見出すことが目的の機関と言えます。