昭和の時代、時にバブル期までは自分の家に大きなステレオセットを置いて、レコードを聞くのがかなり一般的でした。
ステレオには大きなスピーカーが繋がれていて、高性能なものはコーンと呼ばれる音の出口が左右に複数ありました。
この記事では、「ウーファー」と「ツイーター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ウーファー」とは?
「ウーファー」とはコンサートなどで使用される大型のスピーカーにおいて、「低音域を出力する装置」のことを指す言葉です。
通常はコーンと呼ばれる円錐型の紙などで作られたもので、電気信号で空気を振動させることで音を出します。
英語の「woofer」をカタカナで表記したもので、元々は「犬の低い唸り声」を表す言葉でした。
「ツイーター」とは?
「ツイーター」とは、「スピーカーシステムの高音域を出力する機構」のことを指す言葉で、英語の「tweeter」をカタカナで表したものです。
この言葉で連想するのはSNSの「ツイッター」でしょう。
「ツイッター」で発信することを「ツイートする」と言いますがこれはまさに「tweet」であり、英語では「鳥がさえずる」と言う意味になります。
この意味から「鳥のさえずりくらいの高い音を奏でる」から「tweeter」と呼ばれるようになりました。
「ウーファー」と「ツイーター」の違い
「ウーファー」と「ツイーター」の違いを、分かりやすく解説します。
ここまで説明してきたように、この2つは音を耳に届ける装置であり、その最も大きな違いは出力する音の高さ(周波数)です。
「ウーファー」が低音域を受け持ち、「ツイーター」が高音域を受け持ちます。
その特性上「ウーファー」が「ツイーター」に比べてかなり大きなサイズで作られているので見れば一目瞭然です。
まとめ
今回は昭和世代にはお馴染みのスピーカーの「ウーファー」と「ツイーター」に関してご説明しましたが、すでに携帯音楽プレーヤーやスマホで聴く事が当たり前になっている昨今では、これらを見るのは大型テレビのサラウンドサウンドシステムやコンサートくらいしか無いでしょう。