この記事では、「シニア」と「シルバー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シニア」とは?
年長者や先輩、大人、高齢者と言った意味がある言葉で範囲が広いものとなっています。
野球のシニアリーグに至っては13歳からというくくりになっています。
一方、シニア向け分譲マンションでは高齢者向けというくくりです。
とはいえ日本のカタカナ言葉としてのシニアは高齢者を指すケースが多いと言え、シニア向け自転車であればサドルが低く乗りやすいうえで安定性の高い三輪のものを指すこともあり、劇場のシニア席であれば65歳以上の人に割引のある席ということになります。
「シルバー」とは?
シニアと比較した場合、日本ではシルバーは高齢者という意味に特定されている年齢層を指す言葉となっています。
発祥はシルバーシートと言う言葉で、当時のシルバーシート部分の座席の色が銀色の生地を使っていたことに由来していますが、白髪、銀髪のイメージが重なったことも普及にうまく乗った言葉と言えます。
これが例えば赤い生地であればここまで言葉として普及しなかったと考えられます。
高齢者向けの手押し車をシルバーカー、高齢者向けの人材センターをシルバー人材センターという使い方もあり、道路において高齢者がよく歩行するという意味でシルバーゾーンという区切りを設けている地区もあります。
シルバーは何歳からという厳密な定義はありませんが、65歳以上を高齢者と呼ぶ定義があるため、それと同じとみなしてよいでしょう。
「シニア」と「シルバー」の違い
「シニア」と「シルバー」の違いを、分かりやすく解説します。
「シニア」と「シルバー」はともに高齢者を表すことができる言葉ですが、シニアは先輩、年長者と言う意味合いがあり、20代でもシニアと呼ばれるケースがあるなど範囲が広い言葉となっています。
シルバーは日本でのみ使われている言葉で、シルバーシートが発祥となっています。
こちらは65歳以上を指していると見ていいでしょう。
まとめ
「シニア」は先輩、大人、高齢者という範囲の広い言葉、「シルバー」は日本でのみ使われている高齢者を指す言葉となっています。