この記事では、「入居者」【にゅうきょしゃ】と「居住者」【きょじゅうしゃ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「入居者」とは?意味
賃貸物件に入って住む人を「入居者」【にゅうきょしゃ】と呼びます。
部屋で食事を作って食べたり、入浴する、寝るなど生活している人を不動産屋や管理会社ではこのように呼びます。
また、現在契約している人のことを介護施設や高齢者施設でも同様であり、「入居者を介護する」と言って仕事をするのです。
新しい「入居者」を募集するために応募をかけると使ってみたり、「入居者」が賃貸物件をサイトで探すと言って自分が希望する部屋を探すのです。
「居住者」とは?意味
今まさにアパートやマンションに住み、生活している人を「居住者」【きょじゅうしゃ】と呼びます。
ひとり暮らしで住む人もいれば、家族で住んでいるなど「居住者」の形態はそれぞれ違いますが、管理会社や不動産会社では賃貸に住む人をこのように呼ぶわけです。
仕事の関係で今住んでいる家とは別の場所に部屋を借りても、その人を「居住者」と言います。
また、たまに別荘に行って何週間か生活したり、マンションにたまに来て別荘代わりに使う人を「居住者」と呼ぶこともあるなど、さまざまな定義があるわけです。
「入居者」と「居住者」の違い
部屋を探して、自分の条件に合う賃貸物件が見つかったら実際に住むことを「入居者」と言います。
大家は部屋を貸す側であるのに対して、「入居者」は主に家賃を払って借りる方を意味します。
もしも、入居時、隣人や建物に問題が起きるといったときは入居者トラブルが起きて困るわけで、適切に解決ができる方法を見出すことが肝心です。
もう一方の「居住者」は、すでに部屋に住んでいる人を意味している言葉になります。
賃貸料金や管理費を毎月大家に払い、規則を守って住む子供や大人、ご老人まで幅広い年代を指すわけです。
「入居者」の例文
・『問題行動が目立つ入居者を退室させるには、不動産屋に協力してもらう』
・『入居者は大家に迷惑をかけないように、騒音や異臭が出ない対策する』
「居住者」の例文
・『居住者の管理体制によっては、水準の高い生活ができる』
・『問題がある居住者には、賃貸の契約を解除する通知を出す』
まとめ
どちらも賃貸物件に関連した言葉ですが、その部屋にこれから住む人のことか、すでに入居していて生活しているという違いがあると覚えておくといいでしょう。