神様が祀られている場所として「神社」と「天満宮」があります。
どちらも日本のあちこちで見かけますがどのような違いで区別されるのでしょうか。
今回は、「神社」と「天満宮」の違いを解説します。
「神社」とは?
「神社」とは、「神様が祀られている神道の宗教施設」です。
「神社」の使い方
日本に古くから存在する八百萬の神を信仰する宗教を「神道」といいます。
「神社」は神道の宗教施設を指す言葉で、神様が祀られている社を中心に境内や鳥居などで構成されています。
「天満宮」とは?
「天満宮」とは、「天神様を祀った社」です。
「天満宮」の使い方
天神さまとは雷を司る神様のことで、死後に神として祭り上げられた菅原道真を指します。
菅原道真は死後祟りによる災いをもたらし、祟りを鎮めるために実は神として祀られることになり雷神と結び付けられ天神様として祀り上げられた存在です。
全国に存在する「天満宮」は雷神を祀る社であり菅原道真を信仰の対象にしています。
現在菅原道真は雷神としてではだけではなく学問の神様としても信仰されているため合格祈願や学力向上など学生が多くお参りに訪れます。
「神社」と「天満宮」の違い
神を祀る社の総称が「神社」、神を祀る社の中でも天神様を祀っているのが「天満宮」という違いで区別されます。
「天満宮」は「神社」のうち天神様を祀っている社のことなので「天満宮」を「神社」と言っても間違いではありません。
「神社」の例文
・『神社にお参りに行く』
・『毎月4のつく日は神社の境内で縁日が開かれる』
・『神社の入り口には鳥居がある』
・『宮司は神社で一番偉い人だ』
「天満宮」の例文
・『合格祈願のため天満宮にお参りする』
・『天満宮のお守りを受験生に渡す』
・『天満宮は全国各地に1万ほど存在する』
・『太宰府天満宮が天満宮の総本社である』
まとめ
「神社」と「天満宮」は日本各地に存在します。
普段あまり意識せずにお参りしている人がほとんどですが厳密な違いで使い分けられる言葉なので正しく覚えておきましょう。