この記事では、「トレイルランニング」と「クロスカントリー 」の違いを分かりやすく説明していきます。
「トレイルランニング」とは?
森林・原野・山地などの未舗装の場所にコースを設置し、走破タイムを競うレースのことです。
この競技は自然の地形を利用して行われます。
コースに設定される場所は、森林・原野・山地・砂漠などさまざまです。
これらは舗装されていないことが珍しくありません。
この競技を行うためには準備が必要です。
バックパックを背負い、必要なものを持って走ります。
まず必要なのはバックパックとシューズです。
走ることを考えると軽量なバックパックが望ましいです。
この競技用のものが販売されています。
未舗装の場所を走るため、街中を歩くときに履くスニーカーは適しません。
岩や木の根などのある場所を走ることが予想されるので、足を保護するようになっているものが望ましいです。
その他に、飲料、食料、地図、コンパス、ホイッスル、ファーストエイドキットなども必要です。
舗装された道路を走るマラソン大会などでは給水所が設けられていますがそれとは異なり、この競技は自分で飲み物を用意します。
食糧は移動しているときのエネルギー補給として必要です。
道に迷わないように地図とコンパスを持ち、もしものときのためにホイッスルも携帯します。
ファーストエイドキットとは、怪我をしたときの手当てに使うもので、絆創膏、テーピング用のテープ、包帯、ワセリンなどのセットをいいます。
この競技は大会が開催されており、日本の代表的なものにはウルトラトレイル・マウントフジや信越五岳トレイルランニングレースなどがあります。
「トレイルランニング」の言葉の使い方
山地や森林などにコースを設置して、そこを走破するタイムを競うものを指して使用する言葉です。
舗装されている競技場などを走るものではありません。
「クロスカントリー 」とは?
森林や丘陵などに設置されたコースを走る競技のことです。
また、クロスカントリースキーの略、道路以外の舗装されていない道で行われる自転車レースです。
陸上競技として走るものは、舗装されていない場所にコースが設置されます。
そのため、走りやすい靴を選ぶようにします。
食料やファーストエイドキットなどの持ち物は持ちません。
この競技は大会が行われており、世界クロスカントリー選手権大会、日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走などが開催されています。
「クロスカントリー 」の言葉の使い方
森林や丘陵など舗装されていない場所を走る競技や、クロスカントリースキーを指して使用されています。
「トレイルランニング」と「クロスカントリー 」の違い
走る競技という点では同じです。
走る場所も似たようなものです。
違いは持ち物で、前者は飲料、食料、ファーストエイドキットなどを入れたバックパックを背負って走りますが、後者はこういったものは持ちません。
まとめ
走る場所などは似ていますが、持ち物に違いがあります。