「テナント」と「店舗」の違いとは?分かりやすく解釈

「テナント」と「店舗」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「テナント」「店舗」の違いを分かりやすく説明していきます。

「テナント」とは?

テナントは、tenantと英語表記可能な言葉です。

ラテン語の保っているという意味の言葉を語源としており、本来は建物や土地の貸借人や貸借権保有者を表す言葉でした。

ですが現在では、ショッピングセンターやオフィスビル等の一部の区画を建物のオーナーや運営母体から借りて店舗や事務所を構える事を表す事も多いです。


「テナント」の使い方

テナントは、事務所やお店として使用すべき、その様に作られた部屋を借りる人に対して使われる言葉となっています。

そんなテナントの形態は、大きく3つに分類する事が可能です。

1つ目は店舗で、2つ目は事務所やオフィスといった仕事場、そして3つ目は物品を貯蔵したり保管する倉庫という使用法です。

そのため同じ様にビルの1室を借入する際でも、基本的に住居の場合はこのテナントという言葉は使われなかったりします。


「店舗」とは?

店舗とは、てんぽという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、品物を並べて商いを行う所といった意味を持つ店の漢字に、商品を並べて売る場所といった意味を有する舗の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ店舗は、商品を並べて販売するための建物を示すのです。

「店舗」の使い方

店舗は、商品を販売したりサービスを提供している場所を表現する際に用いるべき言葉となっています。

つまりは商品を購入したりサービスの提供を受けるべく、顧客が訪れる建物といった意味になるのです。

あくまで商売を行うべきお店を示すための言葉であり、ただ業務を行うだけのオフィスや事務所に対しては、この店舗という言葉は使用しません。

「テナント」と「店舗」の違い

テナントと店舗の文字表記を見比べてみれば、カタカナと漢字であり、全然違う文字が使用されている事に気付きます。

所がどちらもお店に対して使われる事があるので、混同してしまう恐れは十分にあるのです。

とはいえ使用している文字が全然違う事で、表現する意味合いにも違いが生じています。

まずテナントですが、ビル等の一区画を借りてお店や事務所として利用する事を表す言葉です。

一方の店舗は、商品を販売したりサービスを提供する場所を示します。

「テナント」の例文

・『テナント契約を結んだ事で、ようやく事業を開始出来ます』

「店舗」の例文

・『売上げが好調なため間もなく、新たな店舗を開く予定です』

まとめ

2つの言葉は、どちらもお店に関連して使用される事が見られる言葉同士です。

ただし使用している文字が全然違う事で、示す意味にも相違点を見出す事が出来ます。

ちばみにテナントは、元々は土地や建物の貸借人を表す言葉でした。

ですが今では、ビルやショッピングセンターの一部区画を借りて、事務所やお店を構えるという意味に使われていたりします。

対する店舗は、商品を並べてお客に販売したりサービスを提供するお店に対して用いられる言葉です。