「お疲れ様」と「ご苦労様」の違いとは?分かりやすく解釈

「お疲れ様」と「ご苦労様」の違い生活・教育

この記事では、「お疲れ様」「ご苦労様」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お疲れ様」とは?

「お疲れ様」「おつかれさま」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「相手の労をねぎらう為にかける言葉」という元の意味で、身分や立場に関係なく使われます。

2つ目は「社内の人と顔を合わせた時や、電話で応対する時の挨拶の言葉」という意味で、一生懸命職務に励んでいる相手に対してねぎらいの挨拶の言葉です。

3つ目は「相手がその場を去る時にかける挨拶の言葉」という意味で、相手が仕事を終えて帰る時に、一日の労をねぎらう為に欠ける挨拶の言葉です。

上記に共通するのは「相手の労をねぎらう」という意味です。


「お疲れ様」の使い方

「お疲れ様」はビジネス用語として「お疲れ様です」「お疲れ様でした」と使われます。

本来、相手の立場に関係なく使える言葉でしたが、最近では目上の人に対して使うのは失礼とされることもあります。

目上の人に対しては「ありがとうございます」「失礼いたします」などを使う様にしましょう。


「ご苦労様」とは?

「ご苦労様は「ごくろうさま」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「上の立場の人から下の立場の人に対して、労をねぎらう為にかける言葉」という元の意味で、目上の人から目下の人に対して使われます。

2つ目は「目下の人に仕事を依頼する時や、依頼した仕事をやり終えた時に労をねぎらう言葉」という意味で、目下の人に任せた仕事をよくやってくれたとねぎらう言葉です。

3つ目は「同僚や後輩などが一生懸命業務に励んでいる時にかける挨拶の言葉」という意味で、顔を合わせた時や、自分が先に帰宅する時などに相手の労をねぎらう言葉です。

上記に共通するのは「目上の人から目下の人に対して労をねぎらう」という意味です。

「ご苦労様」の使い方

「ご苦労様」はビジネス用語として「ご苦労様です」「ご苦労様でした」と使われます。

相手の労をねぎらう言葉ですので、基本的に人を使う上の立場の人が、下の立場の人に対して使う言葉です。

同僚や後輩など、失礼に当たらない関係の人に対して使う様にしましょう。

「お疲れ様」と「ご苦労様」の違い

「お疲れ様」「相手の労をねぎらう為にかける言葉、本来立場に関係なく使えるが、最近では目上の人には使われない」という意味です。

「ご苦労様」「相手の労をねぎらう為にかける言葉、目上の人から目下の人に対して使う言葉」という意味です。

「お疲れ様」の例文

・『お疲れ様です、社内便です』
・『お疲れ様です、○○様からメッセージがあります』
・『お先に失礼します』『お疲れ様』
・『この度のプレゼン、お疲れさまでした』

「ご苦労様」の例文

・『遅くまで残業、ご苦労様』
・『いつも配達ご苦労様です』
・『ご苦労様、よくここまで頑張りましたね』
・『ご苦労様だけど、これを頼むよ』

まとめ

今回は「お疲れ様」「ご苦労様」について紹介しました。

「お疲れ様」「労をねぎらう言葉、本来立場は関係なく使える」「ご苦労様」「労をねぎらう言葉、目上の人から目下の人に対して使う」と覚えておきましょう。