この記事では、「どぶろく」と「マッコリ」の違いについて紹介します。
どぶろくとは?
 どぶろくとは、日本酒のうち漉す工程のない醸造酒のことをいいます。
 米と米麹を発酵させて作ります。
 醸造酒は清酒・果実酒・その他醸造酒に分類されますが、どぶろくはその他醸造酒に該当します。
 醸造酒のうち清酒は、もろみを液体と固体に分ける工程があります。
 漉すことで、澄んだお酒になります。
 どぶろくは漉さないので白濁しており、発酵していない米のでんぷんやでんぷんが分解された糖が含まれます。
 そのためほのかな甘味が感じられるお酒です。
 日本には、豊作を祈願して神社にどぶろくを供える風習などもあります。
マッコリとは?
 マッコリとは、朝鮮半島に伝わる伝統的なお酒です。
 米を使って作られる醸造酒ですが、サツマイモやジャガイモ、トウモロコシなども穀物を使うこともあります。
 マッコリの語源は、「マッ」と「コルダ」という朝鮮語です。
「マッ」には「粗く」と言いう意味があり、「コルダ」には「漉す」という意味があります。
 マッコリは、粗く漉したお酒という意味になります。
 日本で韓流ブームが起きるとマッコリも人気になりますが、本場の韓国では安酒というイメージがあり消費量は低迷していました。
 しかし、健康に良いお酒としてその価値が見直されています。
どぶろくとマッコリの違い
 どぶろくもマッコリも醸造酒で、見た目もよく似ています。
 アルコール度数には違いがあり、どぶろくは15~16%程度です。
 それに対してマッコリのアルコール度数は、6~8%程と低めになっています。
 また、どちらも甘味と酸味があるお酒ですが、マッコリの方が若干酸味が強いです。
 どぶろくもマッコリも米を原料としてますが、マッコリには米ではなくサツマイモやトウモロコシから作られたものもあります。
まとめ
 どぶろくは日本の伝統的なお酒で、マッコリは朝鮮半島の伝統的なお酒です。
 アルコール度数は、どぶろくの方がマッコリよりも高いです。



