「愛情」と「愛着」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「愛情」と「愛着」の違い生活・教育

この記事では、「愛情」「愛着」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

愛情と愛着の違い

「愛情」は失われやすく、かつ長続きしない感情で、「愛着」は逆に失われにくく、長続きする環境です。


愛情と愛着の使い方の違い

「愛情」は対象に対して一時的に好意を寄せ持つ情のようなもので場合によっては冷めます。

逆に「愛着」は一度感情を持てば長続きする感情なので使い方の違いは長続きする情愛であるかそうではないかという点で使い分けるとよいです。

例を挙げますと、人物に対して「愛情」とするのは、人物に対する情愛が失われやすいため「彼女に対する愛情」としますが、「彼女に対する愛着」とした場合、よほど彼女という存在に好意を寄せ続けており、手放したくない存在であるします。

その為、「愛情」は手放してもよい物、「愛着」は手放すと困るものに用いるとよいでしょう。


愛情と愛着の英語表記の違い

「愛情」は英語表記ではLOVEになり、「愛着」はattachmentで取り外し可能なものであるとしています。

その為、英語表記では両者の違いは取り外し可能なものであるかそうではないかです。

愛情の意味

「愛情」とは、対象に対して愛するという情を持つことです。

しかし、反面「愛情」は冷めやすい情による行為であるため一時的な感情であるとも言えます。

その為、一度失われると2度と戻らないのが「愛情」です。

愛情の使い方

「愛情」の使い方は、対象に向けられる行為であるため、つまり、愛するものがあって成立しますが、愛する者は別に人である必要性はなくものでもよいので植物であれば、植物に「愛情」を注ぐとすることで情を持ったことを表現するのです。

愛情を使った例文

・『植物に愛情を注ぐ』
この例では、植物に対して愛を注ぎ大切にしていることが分かります。

「愛情」は愛することであり大切にすることなのですが、この時「愛着」とした方がより大切にしていることを表現することが可能です。

「愛情」の場合、一時的な感情で大切にしていいるだけの可能性が高いため、ずっと植物を大切にしたいと願う場合、表現は「愛着」の方がより大切にしていることを表現できます。

・『君に対する愛情は消え失せた』
この例は、対象となる人物に対して愛するという気持ちが無くなったことを表現しています。

これも「愛情」「愛着」とした場合、対象者に対してかなり深い愛を持っていた人物が急に愛する気持ちを失ったということになるため、対象者は「愛着」を持った人物に対してやってはいけない行為を行い、愛する感情を完全に失わせたということです。

・『別に彼からの愛情は必要ではないわ』
この例は、対象から得られる愛するという感情は不必要であると述べた例です。

「愛情」は対象となる人物が「愛情」を受けていると感じている場合、それを否定することができます。

この例では、「愛情」を受けている人物の女性がそれを否定しており「愛情」以外のものを欲しているように見て取れるのです。

愛情の類語

「愛情」の類語は愛することが分かればそれでよしなので、「愛」「LOVE」に情愛があります。

愛情の対義語

「愛情」の対義語は、相手に対してマイナス感情を持つことなので、「増悪」「憎しみ」「報復」があげられます。

良く、「無関心」「愛情」の対義語であるとしている方がいますが、あれは間違いで、「愛情」という感情がプラスの感情であればその反対はマイナスの感情であるため、「無関心」はその中間にあたるため、対義語ではないのです。

愛着の意味

「愛着」は愛するという行為を持ち続けることです。

その為、「愛着」「愛情」のように冷めやすいものではなく常に持ち続けている状態でなければ成立しません。

愛着の使い方

「愛着」の使い方は、長く愛するという感情を持てば機械や植物に用いることも可能です。

例を挙げれば車などが「愛着」を持つと表現することで長きに渡りメンテナンスを受け長期的に使用している車であると表現できるのです。

これを「車に愛情」を持つとした場合、一時的にその車を使用しているだけではないかとなります。

愛着を使った例文

・『この車は愛着を持ち続けることができる車だ』
この例は、ずっと使用し続けたいずっと愛することができるという執着心がある例文で対象は車を対象に執着している点です。

執着とありますが必ずしも悪いことではなく、この例では一つの車を大事に使用し続け乗り続けている様子を示しています。

これはかなり大変で、車の場合、部品が年々と失われていくためメンテナンス費用が掛かり、それらを考慮しても「愛着」を持ち続けることができると断言している例です。

・『私はこの車に対して愛着が薄れつつあり、誰かに譲ろうと思う』
この例では、対象者が持っていた愛するという気持ちやずっと一緒にいたいという感情がなくなりつつあるという例です。

恐らくですが、本当はずっと一緒にいたいのでしょうが車の維持ができなくなり、大切に使用してくれる方に譲ろうと決心した例であると思われます。

「愛着」はまれにずっと一緒にいたいという感情を維持できなくなり、この例がまさにその例です。

・『なんという愛着が沸き上がるデザインのバイクだ』
この例は、対象となる人物の好みに合うデザインであるという例です。

「愛着」が沸き上がるとあるようにこのみのデザインであるが故にずっと一緒にいたいと強く思えるバイクであるという例です。

こうした「愛着」の例は、機械を対象とすることが可能であるため何をもってずっと一緒にいたいかが重要となります。

愛着の類語

「愛着」はかなり強い思い入れになりますので類語は「執心」「執着」「愛執」など執着する心が強いです。

愛着の対義語

「愛着」の対義語は執着する気持ちがなくなることを指しますので「無着」「無関心」があげられます。

「愛情」と異なり嫌いになることではないのが「愛着」の対義語になりますのでこの場合、関心が無くなってしまうことが対義語となります。

まとめ

「愛情」「愛着」の違いですがずっと一緒にいたいと願う気持ちが強いかそうではないかです。

「愛情」は感情が覚めてしまえばずっと一緒にいたいと思わなくなりますが、「愛着」の場合、仕方なく一緒にいることができなくなる点が異なります。