仮面ライダーといえば、1971年に始まり、その後数多くの作品を生み出し、2022年現在も継続して作られている変身ヒーローものの特撮作品ですが、その元祖と言えるのが1作目の「仮面ライダー」です。
その中ではある時期から「仮面ライダー1号」と「仮面ライダー2号」の2人の「仮面ライダー」が出演していました。
その「仮面ライダー1号」ですが、実は「旧」と「新」の2つの種類があることをご存知の方は特撮ファンで間違い無いでしょう。
この記事では、「仮面ライダー旧1号」と「仮面ライダー新1号」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仮面ライダー旧1号」とは?
「仮面ライダー旧1号」とは、昭和の特撮変身ヒーロードラマである「仮面ライダー」の1971年の開始から、主役の藤岡弘、氏の怪我による降板までの間の仮面ライダーのことを指す言葉です。
放送時期には「1号」という呼び名はなく、単に「仮面ライダー」と呼ばれていました。
藤岡氏が療養している間は佐々木剛氏が「仮面ライダー2号」として代わりに出演し、その後藤岡氏が復帰して1号と2号が共に戦うスタイルになりました。
「仮面ライダー新1号」とは?
「仮面ライダー新1号」とは、前述のように、仮面ライダーを演じていた藤岡弘、氏が怪我からの復帰したの姿の仮面ライダー1号の姿ことを指す言葉です。
見た目が「旧1号」とは全く違っていて、基本的には「仮面ライダー2号」の配色に寄せて作られています。
「仮面ライダー旧1号」と「仮面ライダー新1号」の違い
「仮面ライダー旧1号」と「仮面ライダー新1号」の違いを、分かりやすく解説します。
それぞれの言葉の意味に関しては、ここまでに説明してきたので、ここでは見た目の違いを解説しましょう。
まず、全体のイメージが「旧1号」は暗く、「新1号」は明るいということが挙げられます。
その大きな要因としては、「旧1号」のマスクの色がかなり暗いグリーンで、顎の部分もグリーンで、スーツも黒であることでしょう。
それに対して「新1号」はマスクが明るいグリーン、鼻と顎部分、グローブ、ブーツがシルバーで、スーツに2本のシルバーの線があることから明るい印象になっています。
実は、この新、旧の間の短い期間、マニアの間では「仮面ライダー桜島1号」として知られている新、旧どちらとも違う特殊な体色のものが存在しています。
これはマスクとスーツが「旧1号」よりもさらに暗い色で、グローブとブーツもかなり暗いグリーンであるため、さらに沈んだイメージになっています。
まとめ
2022年には「シン仮面ライダー」という作品が登場していますが、これは監督である庵野秀明氏が、「ゴジラ」や「ウルトラマン」と共に最初の「仮面ライダー」をリアルタイムで見た世代として、心の中で大きく育っていたイメージを作品にしたものとしておそらく独特のものになり、同時に、「仮面ライダー」自体も何度目かのブームを迎えることになるでしょう。