この記事では、「閉業」と「閉店」の違いを分かりやすく説明していきます。
「閉業」とは?
閉業は、へいぎょうという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、開いていたものが塞がるやしまるといった意味がある閉の漢字に、暮らしの手立てや仕事といった意味がある業の漢字を付け足す事によって成立した言葉となっています。
だからこそ閉業は、商売をやめる事やその日の営業を終える事を表すのです。
「閉業」の言葉の使い方
閉業は、大きく分けて2つの意味で使われる事が多い言葉となっています。
まず1つ目は、行っている商売をやめてしまう事であり、廃業という意味に使用されるのです。
2つ目は、その日の営業を終えるという意味であり、翌日や休み明けにまた商売を再開します。
「閉店」とは?
閉店は、へいてんという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、出入り口をとじるやおしまいにするといった意味を持っている閉の文字に、みせという意味を有する店の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から閉店は、商売をやめて店を閉じる事やその日の営業を終えて店を閉める事を示すのです。
「閉店」の言葉の使い方
閉店は、大まかに2つの意味で用いられる事が多い言葉となっています。
1つ目は商売に見切りを付ける等して、店を閉じてしまう事です。
2つ目は、営業時間を終えて店を戸締まりする等して閉めてしまうといった意味に使用されています。
「閉業」と「閉店」の違い
閉業と閉店の文字表記を見比べれば、直ぐに2行目が業と店という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。
所が最初の漢字は同じ閉であり、表す意味も似ているため混同してしまう人もいます。
ただし閉業は、商売をやめるという意味を表すのです。
一方の閉店は、店をやめるという意味を示します。
この様に、対象が商売かお店かという違いがあるのです。
まとめ
2つの言葉は、意味合いに似ている部分があるので使い分けで悩む人もいます。
ですが閉業の方は、商売をやめたりその日の営業をやめるという意味に使われるのです。
対する閉店は、店をやめたりその日の営業を終えて店を閉じるという意味に用いられます。