この記事では、「玉ねぎ」と「らっきょう」の違いについて紹介します。
玉ねぎとは?
玉ねぎは、スーパーマーケットなどでは1年中出回っている野菜です。
ヒガンバナ科ネギ属に属する多年草で、鱗茎(りんけい)と呼ばれる部分が食用となります。
中央アジアが原産で、日本で栽培されるようになったのは明治時代といわれています。
主な産地は北海道で、6割以上のシェアを誇ります。
和食や洋食、中華など幅広い料理に使われており、世界中で食べられています。
生のままサラダにして食べることもありますし、スープや炒め物、煮物、揚げ物など色々な料理に使うことができます。
玉ねぎを切ると涙が出ますが、これは硫化アリルの一種であるアリシンという成分が含まれているからです。
アリシンには血液をサラサラにする効果があるので、糖尿病や高血圧の予防に良い効果が期待できます。
らっきょうとは?
らっきょうもヒガンバナ科ネギ属に属する多年草で、鱗茎の部分を食用とします。
中国が原産で、古くから食べられていました。
日本に伝来したのは9世紀頃とされます。
独特の辛味と強い匂いがあり、らっきょうの甘酢漬けはカレーライスの付け合わせとしてよく知られています。
辛味と匂いの元は、アリシンです。
アリシンには疲労回復効果があり、血液をサラサラにしてくれます。
それかららっきょうの一種に、沖縄の特産品として知られる島らっきょうがあります。
沖縄では浅漬けや天ぷら、炒め物など様々な料理に使われます。
玉ねぎとらっきょうの違い
玉ねぎは丸い形をしていて、らっきょうよりも大きいです。
それに対してらっきょうは小さく、涙のような形をしています。
また、どちらにもアリシンが含まれていますが、匂いが強いのはらっきょうです。
また、玉ねぎはサラダや煮込み料理、炒め物など幅広い料理に使われますが、らっきょうは漬物など用途が限られています。
まとめ
玉ねぎとらっきょうでは、形や大きさ、匂いの強さなどに違いがあります。