「本みりん」と「みりん風調味料」の違いとは?分かりやすく解釈

「本みりん」と「みりん風調味料」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「本みりん」「みりん風調味料」の違いを分かりやすく説明していきます。

「本みりん」とは?

本みりんは、ほんみりんという読み方をすべき言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、もととなるものやほんものである事といった意味の本の漢字に、日本料理の調味料として利用されるアルコールを含んだお酒という意味があるみりんを付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ本みりんは、焼酎に蒸したもち米や米麹を加えて発酵させた上で、粕を搾り取って出来た黄色透明な酒の事を表すのです。


「本みりん」の言葉の使い方

本みりんは、和食においては調味料としても使用されている、焼酎やもち米等を原料としたお酒に対して使われる言葉となっています。

文字通り本当のみりんを意味する言葉であるため、本みりんにはアルコールが含まれていて、調味料だけでなくお酒としても飲む事が可能です。

料理に足す事により、深みやコクが出たり、臭みを消すといった効果が得られる調味料となっています。


「みりん風調味料」とは?

みりん風調味料は、みりんふうちょうみりょうという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、みりんの様なといった意味を持っているみりん風の文字に、食べ物に味や香り等を付与する材料といった意味を有する調味料の文字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事からみりん風調味料は、みりんに似せて作られた調味料を示すのです。

「みりん風調味料」の言葉の使い方

みりん風調味料は、水飴に米麹等を混ぜる事でみりんに似せて作られた調味料に対して用いられる言葉となっています。

あくまで味を似せた調味料であり、基本的にみりんの様なお酒ではありません。

そのためみりん風調味料はアルコール度数が、1パーセント未満だったりします。

「本みりん」と「みりん風調味料」の違い

本みりんとみりん風調味料の文字表記を並べて見比べを行ってみると、本と風調味料という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。

所がみりんという文字は共通している上に、どちらも言葉通りにみりんに関連した意味を所有している点がややこしい部分だったりします。

とはいえ本みりんは、文字が表す様に、本当のみりんを表す言葉であり、日本料理の調味料としてだけでなくお酒にも含む事が可能です。

一方のみりん風調味料は、あくまでみりんに似せて作られた調味料であり、アルコール度数はほとんど含まないためお酒ではありません。

まとめ

2つの言葉にはみりんという共通の言葉がある上に、共にみりんに関連した言葉です。

ですがそれぞれ違う漢字が用いられている事で、示す意味合いには相違点を見出す事が出来ます。

ちなみに本みりんは、本物のみりんを表現する言葉であり、和食の調味料として使用されるお酒に対して使われる言葉です。

対するみりん風調味料は、名前の通りみりんを真似て作られた調味料で、アルコールはほとんど含まれていなかったりします。