この記事では、「梨」と「りんご」の違いを分かりやすく説明していきます。
「梨(なし)」とは?
「梨」とは、バラ科ナシ属ヤマナシに分類されている落葉高木、または、その果実のことを言います。
「梨」には、「和梨(わなし)・日本梨(にほんなし)」、「中国梨(ちゅうごくなし)」、「洋梨(ようなし)」があります。
日本で言う「梨」は、一般的に「和梨・日本梨」のことを指します。
開花は4月頃で、白い花をつけます。
実がなるのは、7月から10月頃です。
「梨」は「無し」と読みが同じことから、「有りの実(ありのみ)」と呼ばれることもあります。
「りんご(林檎・林子)」とは?
「りんご」とは、バラ科リンゴ属セイヨウリンゴに分類される落葉高木、またはその果実のことを表しています。
開花は初夏で、集散状に白い花がつきます。
夏から秋にかけて実がなります。
「りんご」の品種である「ふじ」は日本だけではなく、世界でも多く栽培されています。
日本では西洋からセイヨウリンゴが入ってくる以前は、セイヨウリンゴと同じリンゴ属に分類されているワリンゴが主流でしたが、今ではセイヨウリンゴに代わっています。
「梨」と「りんご」の違い
「梨」と「りんご」の違いを、分かりやすく解説します。
「梨」とは、バラ科ナシ属ヤマナシに分類されている落葉高木、または、その果実のことを意味しています。
日本では一般的に、「和梨・日本梨」のことを指します。
一方、「りんご」は、バラ科リンゴ属セイヨウリンゴに分類される落葉高木、またはその果実のことを言います。
「梨」はバラ科ナシ属ヤマナシに分類されていますが、「りんご」は、バラ科リンゴ属セイヨウリンゴに分類されるので、この点が異なっています。
また、「梨」は水分が多く、ジューシーな味わいですが、「リンゴ」は爽やかな酸味が特徴なので、この点にも違いが見られます。
まとめ
ここで、「梨」と「りんご」の言葉を使った表現をご紹介します。
「梨の礫(つぶて)」は、まったく返事や反応がないことを表しています。
また、「りんごが赤くなると医者が青くなる」とは、赤くなったりんごは栄養価が高く、それを食べると健康になるため、医者にかかる必要がなくなるというたとえです。