この記事では、「団地」と「マンション」の違いについて紹介します。
団地とは?
団地とは、大規模な1つの土地に複数の共同住宅の棟が立っているところをいいます。
日本では1950年代から1970年代にかけて開発が盛んに行われていました。
高度経済成長期だったため都市部に人口が収集し、その需要に応えるために日本住宅公団や住宅供給公社、地方公共団体などが開発したものです。
住宅団地を省略して団地と呼ぶようになりました。
一定の時期に沢山作られたため、現在は高齢化が進んでいます。
エレベーターが設置されていなかったり駅から遠いといった事情もあり若い世代の入居者はあまり多くありませんが、最近では若い世代向けにリノベーションを行い入居者を増やそうとしている団地もあります。
また、工場や倉庫などが集まっている地域を工業団地と呼んだりもします。
マンションとは?
マンションとは、3階以上の建物で鉄筋コンクリートや鉄筋鉄骨コンクリートでできている共同住宅のことを指すことが多いです。
木造の共同住宅はアパートと呼ぶことが多いですが、明確な定義などはありません。
英語のmansionが語源ですが、英語では豪邸という意味なので共同住宅という意味はありません。
マンションは都心部を中心に建設されました。
高さがあるタワーマンションやリゾート地にあるリゾートマンション等もあります。
団地とマンションの違い
団地はマンションなどの共同住宅が1つの敷地に複数あるところをいいます。
団地に建つ建物はマンションといえるので、大きな違いはありません。
ただし、マンションは団地以外にも存在しており、1つだけ建っている場合もあります。
また、団地というと高度成長期に建てられた大規模な共同住宅を指すことが多いです。
まとめ
団地にある建物の多くはマンションです。
そのため大きな違いはありません。
ただし、1つだけマンションが建っているような場合には、団地とは呼びません。