この記事では、「ニラ」と「ネギ」の違いについて紹介します。
ニラとは?
ニラはネギ属に属する野菜で、中国が原産とされています。
日本では昔から存在しており、古事記や万葉集にも記載されています。
葉を食用としており、濃い緑色をしています。
硫化アリルの一種であるアリシンが含まれているので、独特の匂いがあります。
栄養価が高く、スタミナ料理の食材としても知られています。
ニラを使ったスタミナ料理には、レバニラ炒めがあります。
緑黄色野菜に分類され、βカロテンなどの栄養素も豊富に含まれています。
昔は薬として用いられており、野菜として栽培されるようになったのは第二次世界大戦後と比較的最近です。
ネギとは?
ネギは中国原産の野菜で、日本には奈良時代に伝来しました。
白い部分を食用にする長ネギと緑色の部分を食用とする葉ネギがあります。
長ネギは白ネギとも呼ばれており、主に関東圏で食べられています。
鍋物には欠かせない食材で、スーパーマーケットなどでは一年を通して販売されます。
葉ネギは青ネギとも呼ばれ、関西でネギというと葉ネギを指すことが多いです。
ネギは、うどんや蕎麦、鍋物などの薬味としても用いられています。
ニラとネギの違い
ニラもネギもネギ属に属する野菜であることは共通しています。
ニラは濃い緑色をしていますが、ネギには濃い緑色をしている葉ネギと白い色をしている長ネギがあります。
葉ネギは見た目がニラによく似ています。
ニラは独特の匂いがあり、スタミナ料理に使われることが多い食材です。
ニラは緑黄色野菜に分類され、βカロテンが豊富に含まれます。
葉ネギも緑黄色野菜に分類されβカロテンが豊富ですが、長ネギは淡色野菜に分類されます。
まとめ
ニラは濃い緑色をしていて、βカロテンが豊富な緑黄色野菜になります。
ネギには、葉ネギと白ネギの2種類があります。
葉ネギは緑黄色野菜になりますが、長ネギは淡色野菜に分類されます。