この記事では、「カリフラワー」と「ブロッコリー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カリフラワー」とは?
 アブラナ科アブラナ属の一種です。
 原産地は地中海沿岸のヨーロッパとされています。
 日本では主に茨城県、熊本県、徳島県で栽培されており、冬に多く出回ります。
 ケールから分化したと考えられている野菜です。
 ケールは葉を食べる野菜ですが、「カリフラワー」は主に花蕾と呼ばれるつぼみの部分や茎を食用とします。
 独特の歯ごたえがあり、味はクセが少ないです。
 一般的な「カリフラワー」は白色をしていますが、日に当てて栽培をすると黄色っぽくなってきます。
 白色のものは、外側の葉を内側に折りこんでつぼみ部分を覆い、日に当たらないようにして栽培をしています。
 栄養素は100gあたり、βカロテンが18μg、ビタミンCが81mg、葉酸が94μg含まれています。
 農林水産省や厚生労働省の分類では、その他の野菜に分類されます。
 ビタミンCは熱に弱いため、加熱調理をすると多くが失われてしまうことがあります。
 しかし、「カリフラワー」に含まれるビタミンCは加熱をしても損失が少なく、ゆでたものでも100gあたりに53mgほどのビタミンCが含まれています。
 小房に切ってゆでると形が崩れやすいので、そのままゆでます。
 沸騰した湯に茎がついたまま、茎を下にして入れて、1~2分ほど火を通します。
 加熱をしすぎると崩れやすくなり、また栄養素の流出量が多くなります。
「カリフラワー」の言葉の使い方
 アブラナ科アブラナ属の野菜の一種を指して用いる言葉です。
「ブロッコリー」とは?
 アブラナ科アブラナ属の一種です。
 原産地は地中海沿岸のヨーロッパとされています。
 日本では主に北海道、埼玉県、愛知県で栽培されており、冬に多く出回ります。
 茎とつぼみを食べる野菜で、つぶつぶしている部分はつぼみです。
 そのまま栽培し続けると黄色い花が咲きます。
 茎を食べるタイプの「茎ブロッコリー」という種類もあります。
 栄養素は100gあたり、βカロテンが810μg、ビタミンCが120mg、葉酸が210μg含まれています。
 緑黄色野菜に分類されるものです。
 ゆでるとビタミンCが損失してしまい、100gあたりのビタミンC含有量は54mgにまで減少をします。
 ゆでるときには小房にわけます。
 小房にわけても崩れにくいです。
「ブロッコリー」の言葉の使い方
 アブラナ科アブラナ属の野菜の一種を指して用いる言葉です。
「カリフラワー」と「ブロッコリー」の違い
 アブラナ科アブラナ属の野菜で見た目が似ていますが、それぞれ別のものです。
 前者は白いものが多く出回っていおり、後者は緑色のものが出回っています。
 栄養素の含有量が異なり、βカロテンやビタミンCを多く含んでいるのは後者の方です。
 その他の野菜と緑黄色野菜という違いがあります。
まとめ
 アブラナ科アブラナ属の似ている野菜ですが、色や栄養素などに違いがあります。



