薬味としても重宝する野菜として、「わけぎ」と「ねぎ」があります。
この記事では、「わけぎ」と「ねぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「わけぎ」とは?
「わけぎ(分葱)」とは、ヒガンバナ科ネギ属の球根性多年草で「ねぎ」と「玉ねぎ」の変種の野菜です。
葉が細く、「ねぎ」と比べると小型です。
「わけぎ」は球根の部分が膨らんでいるのが特徴です。
「わけぎ」と形が似ているものに「あさつき(浅葱)」があり、「せんぼんわけぎ(千本分葱)」とも言われています。
「あさつき」はヒガンバナ科ネギ属の球根性多年草の野草です。
「ねぎ」よりも色が薄く、名前の由来ともなっています。
「あさつき」は葉がかなり細いのが特徴です。
「あさつき」のように自生しているネギ属の野草としては、他にも「ノビル」や「ニラ」などがあります。
「ねぎ」とは?
「ねぎ(葱)」とは、ヒガンバナ科ネギ属の多年草の野菜で、食用として栽培されています。
葉は筒状で長く、根元が白く、細長いのが特徴です。
「ねぎ」は他にも「長ねぎ」、「日本ねぎ」、「ひともじ(一文字)」、あるいは「ねぶか(根深)」などと呼ばれています。
「わけぎ」と「ねぎ」の違い
「わけぎ」と「ねぎ」の違いを、分かりやすく解説します。
「わけぎ」とは、ヒガンバナ科ネギ属の球根性多年草の野菜で、球根の部分が膨らんでいるのが特徴です。
「ねぎ」はヒガンバナ科ネギ属の多年草の野菜で、根元から葉まで一直線に細長い形状です。
「わけぎ」と「ねぎ」は根元の部分の形が違います。
また、「わけぎ」は「ねぎ」と「玉ねぎ」の雑種と言われているので、その点も異なっています。
まとめ
自生している野草に比べ、「わけぎ」や「ねぎ」のように栽培されている野菜はアクが少なく、辛みも程よいので食べやすいのが特徴だと言えます。
自生している野草の代表的なものに山菜が挙げられます。
春は山菜シーズンでもあり、山菜を採りに行く人もいるでしょう。
今ではスーパーや道の駅などでも山菜が売られているので、わざわざ採りに行かなくても、春の味覚として楽しむことができます。
山菜は水煮などでも販売されていますが、旬のものはそれとは違った美味しさを味わうことができるでしょう。
山菜を含め、自生している野草は野性味溢れる味わいが楽しめます。
中にはそれほどアクが強くなく、食べやすいものもあります。
実際に山菜を採りに行く時は、安全性に十分配慮するようにしましょう。
また、中には食べられないものや毒性のある野草もあるので、十分に気を付けることが必要です。
野草だけではなく、野菜も旬のものはその時期に必要な栄養を補給することができます。
今は季節に関係なく、さまざまな野菜が売っていて便利です。
なので、いつでも食べたい野菜を入手することが可能です。
その中でも、意識して旬の野菜を取り入れるようにすることで、野菜を通して季節を感じることができるので、食生活をより豊かにしていくことができるでしょう。