この記事では、「セラピー」と「ヒーリング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セラピー」とは?
治療や、療法のことです。
「テラピー」ともいいます。
英語では、“therapy”で、治療という意味になります。
「セラピー」は、薬や手術に頼らない療法を指し、それを行う人のことを「セラピスト」といいます。
様々な種類があり、医療系セラピーや、ボディ系セラピー、アニマルセラピー、精神系、リラクゼーション系などがあります。
セラピストの資格は、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師、理学療法士、臨床心理士、アロマセラピストなどがあります。
「セラピー」の使い方
「アニマルセラピー」「セラピーを受ける」などと、使います。
「ヒーリング」とは?
心身に働きかけて、生命力や自己治癒力を引き出す活動のことをいいます。
語源は、“heal”【治る】にingがついて、癒やし、治療するなどの意味になります。
昔から、世界中で、体調の悪い人に対して手を当てることや、温もりを使う治療法があったといわれています。
また、悪魔祓いによって体調の悪い人を癒やすことを「ヒーリング」と呼んでいました。
日本では、1990年代から、癒やしブームが起こり、「ヒーリング」という言葉がよく使われるようになりました。
ストレスやうつ状態にある人に対し、リラックス効果が期待できる行動を行います。
「スピリチュアルヒーリング」「オーラヒーリング」「音楽系ヒーリング」など、様々な種類があり、行う人は、「ヒーラー」と呼ばれます。
「ヒーリング」の使い方
「ヒーリングを受ける」「ヒーリングを行う」のように使います。
また、「彼の音楽には、ヒーリング効果がある」などと、使うこともあります。
「セラピー」と「ヒーリング」の違い
「セラピー」行為を行う人は、国家資格を持っている人も多く、どちらかというと医療行為に近くなります。
例えば、交通事故にあった後に、理学療法士にリハビリのサポートをお願いすることや、肩こりや腰痛がひどい時に鍼灸師に鍼を打ってもらうこと、トラウマを解消するために、臨床心理士によるカウンセリングを受けることなどです。
それに対し、「ヒーリング」は、ヒーラーまたは自分自身のエネルギーを使い、自己治癒力などを高めます。
どちらかというと、事故の後の痛みを治すことなどよりも、日頃のストレス解消、精神的なダメージを癒やすなど、本人の辛さを解消すること、精神的な辛さを和らげることを目的としているものが多くなります。
まとめ
「セラピー」も「ヒーリング」もどちらも傷ついた心や身体を癒やす手段です。
「セラピー」は、医療行為に近く、「ヒーリング」は、本人やヒーラーが手当てや癒やしを行います。