株に関連する用語として見聞きすることのある「ダウ」と「ナスダック」ですが、2語はどのような関係にあるのでしょうか?
この記事では、「ダウ」と「ナスダック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ダウ」とは?
「ダウ」とは、正式名称「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」であり、「ダウ平均」や「NY(ニューヨーク)ダウ」とも呼ばれている株価指数です。
ナスダック市場やニューヨーク証券取引所に上場している株式銘柄より選び抜かれた30銘柄の株価をダウ式平均株価と呼ばれる算出方法で指数にしたものが「ダウ」となります。
30銘柄には「マクドナルド」や「マイクロソフト」、「アップル」、「JPモルガン・チェース」、「NIKE」など、株に興味がない方でも一度は耳にしたことはあるであろう大手企業銘柄が含まれているのです。
「ナスダック」とは?
「ナスダック」とは、正しくは「ナスダック総合指数」と呼ばれる株価指数です。
電子株式市場「NASDAQ」に上場している3000銘柄以上の株価を時価総額加重平均で算出した指数が「ナスダック」になります。
現在では「マイクロソフト」や「アップル」、「フェイスブック」、「アルファベット(google)」など名だたる企業をはじめ、多くのインターネット関連企業が上場しているため、「ナスダック」の値動きはインターネット関連株の動きを知るための重要な指標として扱われています。
「ダウ」と「ナスダック」の違い
「ダウ」と「ナスダック」の違いを、分かりやすく解説します。
「ダウ」はナスダック市場やニューヨーク証券取引所に上場している株式銘柄30種の株価をダウ式株価平均で算出した株価指数のことです。
対して、「ナスダック」は電子株式市場「NASDAQ」に上場している3000銘柄以上の株価を時価総額加重平均で算出した株価指数のことです。
まとめ
・「ダウ」とは、「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」のことであり、「ダウ平均」や「NY(ニューヨーク)ダウ」とも呼ばれている株価指数の一種です。
・「ナスダック」とは、「ナスダック総合指数」の略称であり、株価指数の一種です。