この記事では、「災難」と「苦難」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
この2つの言葉の違いや使い方を把握して、ご自分で適切な使い方をしてみてください。
「災難」とは?
最初に「災難」の意味をご説明致します。
「災難」の意味としては、全くもって予想もしていない時に、自分の身や身内にふりかかってきてしまう不幸な事柄を意味しております。
災いの意味合いとして使用しますので、是非とも参考にしてみてください。
「苦難」とは?
次は「苦難」の意味を解説していきます。
「苦難」の意味とは、自分や身内にふりかかってきてしまう困難な出来事や、非常に苦しい出来事を指しております。
是非とも参考にして、覚えておいてください。
「災難」と「苦難」の違い
ここの項目では「災難」と「苦難」の違いを説明します。
「災難」と「苦難」の違いについては、上で解説している意味を参照してみてください。
上の意味を理解することで、必然的に「災難」と「苦難」の違いと使い方まで把握することができます。
前者の「災難」とは、予想もしていない若しくはできない時に、自分や身内にふりかかってくる非常に不幸な事柄を意味しております。
後者の「苦難」というのは、自分や身内にふりかかる困難や非常に苦しい出来事を指しているのです。
以上が「災難」と「苦難」の違いとなりますので、よく覚えておいてください。
「災難」と「苦難」の使い方の違い
次の項目にて、「災難」と「苦難」の使い方の違いを見ていきます。
「災難」の使い方としては、「10年前の震災被害に遭ってしまったのは本当に災難だった」という使い方が分かりやすいでしょう。
そして、「苦難」の使い方は、「この苦難を設計チームが乗り切れば、完璧な戦闘機が完成する」というのが、イメージが沸きやすいはずです。
以上が「災難」と「苦難」の使い方の違いとなりますので、参考にしてみてください。
「災難」を使った例文
ここでは「災難」を使った例文を書いていきます。
・『集中豪雨に降られたのは災難だった』
・『先方の倒産は予想できなかったので、売り上げが下がるのは災難としか言いようがない』
・『1足違いで災難を回避したようだ』
・『信号待ちで追突されてしまった。とんだ災難に見舞われてしまったようだ』
・『災難というのは立て続けにやってくるようだ』
以上が「災難」を使った例文になりますので、参考になれば幸いです。
「苦難」を使った例文
次は「苦難」を使った例文を書きます。
・『今の大学生は就職が中々決まらずに、苦難する学生が多いと聞いた』
・『この不景気という苦難を乗り切れば、光は見えてくるはずだ』
・『コロナ禍の苦難だからこそ、協力し合おうと思う』
・『苦難は協力して乗り切れる』
・『働き口が見つからず、苦難の局面にいることは間違いない』
以上が「苦難」を使った例文になりますので、把握しておいてください。
「まとめ」
まとめとしては、「災難」というのは、自分や身内に、予想もしていない(できない)時にふりかかる不幸な事柄を意味しております。
災いとも言います。
そして、「苦難」というのは、自分や身内にふりかかってくる困難な事柄や、苦しみや苦しい出来事を指しておりますので把握して、上手に使いわけてみてください。