この記事では、「中華料理」と「台湾料理」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中華料理」とは?
「中華料理」とは現在の中国にあたる各地域で生まれた様々な郷土料理を一纏めにした総称です。
中華思想ははるか昔から中国大陸の広域に広がっていたため環境も文科も大きく違い、一纏めに「中華料理」と言っても千差万別です。
例えば大陸東の海沿いにある上海の料理は海産物を使ったものが多く味付けが淡白な傾向がありますが、南西部にある四川省の料理は唐辛子の辛さで発汗を促す激辛料理が有名でしょう。
このように中国全土の様々な料理をまとめた言葉が「中華料理」です。
「台湾料理」とは?
「台湾料理」とは元から台湾にあった郷土料理と中国大陸からの移民とともに伝わった中国の料理が合わさった料理です。
台湾には中国の福建省からの移民が多いため福建省の「中華料理」と近い特徴をもっています。
全体的に味付けはさっぱりとしていて台湾は屋台文化が根強いため歩きながら食べやすいようなものが多いのも特徴です。
「中華料理」と「台湾料理」の違い
「中華料理」と「台湾料理」の違いを、分かりやすく解説します。
中国大陸の様々な料理を一纏めにした呼称が「中華料理」で、台湾の郷土料理と台湾に伝わってきた料理文化が混じり合ってできたものが「台湾料理」です。
「中華料理」は中国の各地で生まれた料理であり千差万別で共通しているベースと言えるようなものはありませんが、「台湾料理」は福建省の「中華料理」がベースになっています。
また「中華料理」は各地域の料理は基本的にそれで完結していて他地域の料理と混ざりあった料理というものも少ないのですが、「台湾料理」は福建省の料理と台湾の郷土料理が混ざり合ってできているものが多いです。
まとめ
「台湾料理」は中国大陸から伝わった料理がベースになっていますが、「中華料理」は中国全土の料理の総称なので「中華料理」が「台湾料理」のベースになったと言うのは語弊があります。
「中華料理」の中でも福建料理とは似たところも多いですが、「中華料理」と比べると似ていない料理ばかりでしょう。
