「パロディ」と「オマージュ」の違いとは?分かりやすく解釈

「パロディ」と「オマージュ」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「パロディ」「オマージュ」の違いについて紹介します。

パロディとは?

パロディとは、他の人が創作した文学などの作品の特徴を巧みにとらえてユーモアや滑稽さを加えて模倣したものをいいます。

映画やドラマ、演劇、小説、美術、演説など様々なジャンルのパロディが存在します。

パロディには風刺や批判を目的にしたものが多いですが、批判や風刺が含まれないものもあります。

パロディの元になる作品は広く知られている有名なもので、何を模倣したのかがはっきり分かるのがパロディです。

また、元の作品の雰囲気や特徴が残っていることもパロディの条件になります。

何を模倣したのかよく分からないというのは、パロディとは呼べません。


オマージュとは?

オマージュとは、他の人が創作した作品に独自の要素を加えて新たな作品を作ることをいいます。

オマージュはフランス語の「hommage」が語源で、敬意とか尊敬といった意味があります。

そのため元の作品を尊敬していたり、感銘を受けたりして制作するのがオマージュになります。

ただ元の作品に似たものを作るのではなく、自分のオリジナルの要素を加えるのがポイントです。


パロディとオマージュの違い

パロディは、元の作品を風刺したり揶揄したりする目的でつくられることが多いです。

それに対してオマージュは、元の作品に対して尊敬する気持ちがあります。

また、パロディの場合には、元の作品の特徴がはっきり分かることが求められます。

オマージュの場合、元の作品からインスピレーションを受けて制作するので元の作品の特徴が明確に出ているとは限りません。

元の作品の影響を受けて制作したことが、はっきりとは分からないこともあります。

まとめ

パロディとオマージュの違いは、元の作品に対するスタンスです。

パロディは元の作品を風刺したり揶揄したりすることが多いですが、オマージュは元の作品をとてもリスペクトしています。