この記事では、「祝日」と「祭日」の違いについて紹介します。
祝日とは?
祝日とは、国の祝い日として制定された記念日のことをいいます。
日本では「国民の祝日に関する法律」によって定められています。
正式には「国民の祝日」ですが、単に祝日と呼ばれることが多いです。
国民の祝日には、元日や成人の日、建国記念の日、こどもの日、憲法記念日、海の日、敬老の日、勤労感謝の日などがあります。
元日は1月1日のことで、新年の始まりを祝う祝日です。
憲法記念日は5月3日で、日本国憲法が制定された日になります。
また、成人の日は以前は1月15日とされていましたが、現在は1月の第2月曜日とされています。
これはハッピーマンデー制度という国民の祝日を月曜日に移動させる法律によるものです。
連休になることで旅行などにも生きやすくなりますし、成人の日には成人式を行う自治体が多いので帰省しやすくなったりもします。
祭日とは?
祭日とは、宗教儀礼を行う日のことをいいます。
神社のお祭りなども宗教儀礼ですし、皇室の祭祀も宗教儀礼になります。
以前は皇室祭祀令という法律があり祭日が定められていましたが、現在は廃止されています。
そのため祭日というものは存在しません。
ただし、祭日に由来する国民の休日はあります。
例えば、建国記念の日は紀元節という祭日が元になっています。
紀元節は古事記や日本書紀などの歴史書において、初代天皇である神武天皇の即位した日とされます。
勤労感謝の日も宮中祭祀の新嘗祭を元に制定されました。
祝日と祭日の違い
祝日は法律によって休日と定められた記念日です。
祭日は宗教儀礼を行う日でしたが、現在は廃止されているのでありません。
祝日の中には、祭日が元になっているものもあります。
今もその名残があって、祝祭日といったりもします。
まとめ
祝日は法律によって定められている記念日で、休日になります。
祭日は宗教儀礼を行う日でしたが、現在は廃止されたので存在しません。