「向学心」と「向上心」の違いとは?分かりやすく解釈

「向学心」と「向上心」の違い専門用語・業界用語

やる気に満ち溢れ努力する志を「向学心」と言いますか、それとも「向上心」と言いますか。

この記事では、「向学心」「向上心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「向学心」とは?

学問に励もうと思う気持ちという意味です。


「向上心」とは?

自分の能力、性質などをより優れたものにしようとする心のことです。


「向学心」と「向上心」の違い

「向学心」「向上心」の違いを、分かりやすく解説します。

「向学心」「向上心」は両方ともより良いものにしようと頑張る気持ちという意味では同じですが、何を頑張ろうとしているのかが違います。

「向学心」は学問、勉強について努力しているときだけに使い「向上心」は運動や趣味など幅広い分野に対して使えます。

「向学心」の例文

「向学心」の例文を紹介していきます。

・『彼は向学心に燃えていて研究に没頭しています』
遊んだり休憩したりする時間すら忘れ学問を追究する姿は「向学心」に燃えていると言えます。

研究だけではなく受験勉強したり新しい仕事を覚えたりする姿も「向学心」と言えるでしょう。

「向上心」は何に対しても使えるため言い換えられます。

「向上心」の例文

「向上心」の例文を紹介していきます。

・『バスケットボール部での彼女は向上心が強すぎて周りが見えていないようです』
「向上心」は文化系、運動系の部活に対しても使えます。

「向上心」が強いのは良いとされることが多いですが、他のメンバーが付いていけないほど「向上心」に燃え熱くなっていて、いつの間にか仲間がいなくなり失敗する場合もあります。

スポーツの部活は勉学ではないため「向学心」は使えません。

勉学は単独ですることが多いため「向学心」が強すぎて失敗することはあまりありませんが、家庭を振り返らないほど研究に没頭すると他のことで失敗することもあるでしょう。

まとめ

「向学心」「向上心」は両方とも優れたものにしようと努力する気持ちという点では同じですが、何について努力しようと思っているかが違います。

「向学心」「向上心」も常に持っていた方が良いですが、周りが見えなくなると意外な結果になってしまうことがあります。

がむしゃらに頑張るだけではなく一度冷静に周囲を見る時間も取るように気を付けましょう。