「景勝地」と「観光地」の違いとは?分かりやすく解釈

「景勝地」と「観光地」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「景勝地」「観光地」の違いについて紹介します。

景勝地とは?

景勝地とは、景色が優れている土地のことをいいます。

雄大な山々が連なる景色だったり、荘厳な滝が流れ落ちる景色など様々ですが、自然の景色を指すのが一般的です。

人工的なイルミネーションが美しいフォトスポット等は、景勝地とはいいません。

日本の代表的な景勝地には、日本三景と呼ばれる松島・天橋立・宮島があります。

松島は宮城県にある松島湾とその沿岸の地域を指します。

風光明媚な場所として知られ、月の名所としても有名です。

天橋立は、その名前の通り天に続く橋のように見える砂州のことをいいます。

日本三景は、古くから絵画や詩歌の題材になってきました。


観光地とは?

観光地とは、美しい景色を眺めるなど観光のために大勢の人が訪れる場所のことをいいます。

ホテルや旅館などの宿泊施設が整備されていたり、土産物店があるなど観光客を受け入れる準備ができていたりする場所を指します。

観光は元々、交通機関があまり発達していない時代に日常では見ることができない風景や風俗などを見て回る旅行のことを意味していました。

現在では、その土地の風景や史跡などを見物するための土地を観光地と呼んでいます。

遊園地やテーマパーク等は見て回るというよりも体験を楽しむ場所なので、観光地ではなく行楽地あるいはレジャースポットといいます。

ただし、観光地にテーマパーク等のレジャースポットが開発されていることも多いので、明確に区別できないこともあります。


景勝地と観光地の違い

景勝地は美しい景色が見られるところで、観光地になっていることが多いです。

しかし、景勝地は必ず観光地化しているわけではありません。

美しい景色が見られる場所であっても、宿泊施設がないなど人が訪れることが少ないところもあります。

まとめ

景勝地は自然の景色がぐれているところで、観光地になっていることが多いです。

ただし、観光地ではない景勝地も存在します。