ニュース番組などでよく見かける「アナウンサー」と「キャスター」と「リポーター」。
三者の違いはどこにあるのでしょうか。
違うことは分かっていても、どこがどう違うのかうまく説明できない言葉は少なくありません。
この記事では、「アナウンサー」と「キャスター」と「リポーター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アナウンサー」とは?
「アナウンサー」は、英語表記では“announcer”と書きます。
ラジオやテレビのニュース番組などで原稿を読んだり、司会や実況などをする職業の人のことを指します。
報じる、披露するなどという意味の英語で“announce”(アナウンス)という言葉があります。
そこから転じて、報じる人、披露する人という意味で、「アナウンサー」という言葉が使われるようになりました。
各放送局に社員として所属しニュースを伝える立場の人が多いですが、中には放送局から独立して、フリーアナウンサーとなっている人も少なくありません。
「キャスター」とは?
「キャスター」は、「ニュースキャスター」の略で、英語表記では“newscaster”と書きます。
本来は「ニュースキャスター」であり、「キャスター」は和製英語になります。
ラジオやテレビのニュース番組などで、解説を交えながらニュースを報じたり、番組を進行させていく役割の人のことを指します。
ニュースではなく、お天気に関して解説してくれる人のことを「お天気キャスター」などと言ったりもします。
「リポーター」とは?
「リポーター」は、英語表記では“reporter”と書きます。
発音的には「レポーター」と言われる場合もあります。
ラジオやテレビのニュース番組等で、事件の現場などから、状況を報告してくれる役割の人のことを指します。
報告する、報道する、公表するなどといった意味の英語の“report”(レポート)という言葉がありますが、そこから転じて、現地から報告してくれる役割の人のことを「リポーター」や「レポーター」と言ったりします。
「アナウンサー」と「キャスター」と「リポーター」の違い
「アナウンサー」は「職業」であり、各放送局の社員として研修や発声の訓練を受けて、ニュース原稿を正しく「伝える」のが役割です。
「キャスター」は、職業というよりは「役割」という意味合いが強くなります。
「キャスター」を職業として認識されている方もいるようですが、あくまでも「役割」であり、そしてニュースやお天気に関することを正しく「解説する」のが役割です。
「リポーター」も、職業というよりは「役割」という意味合いが強いです。
そして、事件や事故の現場からの生々しい状況を「報告する」のが役割の人のことを指します。
まとめ
「アナウンサー」と「キャスター」と「リポーター」の違いについて述べましたが、職業なのか役割なのか、どのような役割なのかの違いがありました。
三者三様の役割があり、番組の制作進行にとっては、三者とも欠かせない存在であることもわかりました。
今度ニュース番組などを見る時には、三者の役割を認識しながら見てみると、新しい発見があるかもしれません。