「泡立つ」と「粟立つ」の違いとは?分かりやすく解釈

「泡立つ」と「粟立つ」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「泡立つ」「粟立つ」の違いについて紹介します。

「泡立つ」とは?

「泡立つ」「あわだ(つ)」と読みます。

泡が沢山できることをいいます。

泡は液体が空気を含んでできる小さい玉で、「あぶく」ともいいます。

そのままにしておくと、すぐに消えてしまいます。

例えば、石けんやハンドソープで手を洗う時には、水を加えて手をこすり合わせると泡立ちます。

ただし、最近では最初から泡で出てくるハンドソープもあります。

ハンドソープ以外にもシャンプーやボディソープ、洗剤なども泡立ちます。

泡を長持ちさせたのがシャボン玉で、子どものおもちゃとして人気があります。

シャボン玉は、表面張力の働きによって空中に浮遊します。


「粟立つ」とは?

「粟立つ」「あわだ(つ)」と読みます。

恐怖を感じたり、寒い時などに肌の表面の毛穴が収縮して粟のようなブツブツができることをいいます。

「肌が粟立つ」といった使い方をします。

また、「鳥肌が立つ」ということもあります。

粟は日本で古くから食べられていた穀類の1つで、稲よりも早く日本に伝わったといわれています。

今は米が主食になっていますが、昔は米は高価だったので粟を良く食べていました。

お米の粒よりも小さいため、皮膚の表面にブツブツができることを「粟立つ」と表現するようになりました。


「泡立つ」と「粟立つ」の違い

「泡立つ」「粟立つ」「あわだ(つ)」という読み方をしますが、全く別のものです。

「泡立つ」は石鹸などに水を加えた時に泡がたくさん出ることで、ビールを注いだ時などに気泡が生まれる様子をいうこともあります。

それに対して「粟立つ」は、寒さや恐怖で鳥肌が立つことをいいます。

そのため意味は全く異なる言葉です。

まとめ

「泡立つ」は泡が沢山出ることをいい、「粟立つ」は寒さや恐怖で肌の表面にブツブツができることをいいます。

同じ読み方をしますが、意味は全く異なっています。