この記事では、「壬寅」と「丙寅」と「庚寅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「壬寅」とは?
西暦2022年は「壬寅(みずのえとら)」の年にあたります。
「壬寅」の「壬(みずのえ)」とは、「十干(じっかん)」の九番目にあたり、辛(かのと)の次にあります。
「寅」は十二支に三番目にあたります。
「十干」とは、一番目から順に、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の10の総称のことを言います。
「十干」と十二支(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)、そして陰陽五行説の五行(木、火、土、金、水)が組み合わさることによって、そこにさまざまな意味合いを持つようになりました。
そこから、その年の傾向や、その年に生まれた人の性格などを判断したりしています。
「壬寅」の年は、新たに何かが生まれたり、または始まったりする年だとも言われています。
「丙寅」とは?
西暦1986年が「丙寅(ひのえとら)」の年でした。
「丙寅」の「丙(ひのえ)」は、「十干(じっかん)」の三番目で、乙(きのと)の次になります。
「庚寅」とは?
直近では、西暦2010年が「庚寅(かのえとら)」の年でした。
「庚(かのえ)」とは、「十干(じっかん)」の七番目のことで、己(うちのと)の次です。
「壬寅」と「丙寅」と「庚寅」の違い
十干十二支で見ると、「壬寅」と「丙寅」と「庚寅」は全て、十二支の三番目の「寅」になります。
「壬寅」の「壬」は、「十干」の九番目になり、西暦2022年が「壬寅」の年にあたります。
「丙寅」の「丙」は、「十干」の三番目で、最近の「丙寅」の年は西暦1986年になります。
また、「庚寅」の「庚」は、「十干」の七番目のことで、直近の「庚寅」の年は西暦2010年です。
古代中国では、陰陽五行説の五行である木、火、土、金、水はすべての物質が作られるもととなっていると考えられてきました。
その陰陽五行説の五行と十干十二支を組み合わせた考え方は古代中国で生まれました。
それぞれの組み合わせにより、意味が異なり、その年の傾向や、その年の生まれた人の性格などを読み取ることができます。
まとめ
十干と十二支の組み合わせは全部で60通りあります。
なので、60年で一回りすることになります。
自分の生まれた年が十二支では知っていたとしても、十干十二支としてはあまりよく分からなかったかもしれません。
同じ寅年でも十干が違うことで、その意味合いも変わってきます。
改めて、自分の生まれた年や、今年、あるいは来年が、十干十二支を通して見てみると、どんな年なのかというところは気になるところです。
さらに陰陽五行説も組み合わせた意味合いを知るために、関連のネットのサイトや書籍や雑誌などを参考に見てみるのも良いでしょう。
より陰陽五行説と十干十二支の理解が深まりますし、そこから新たな発見があるかもしれません。
これによって得た知識を活かして、より良い毎日を送るための参考にしていきたいものです。