「シャープ」と「フラット」の違いとは?分かりやすく解釈

「シャープ」と「フラット」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「シャープ」「フラット」の違いを分かりやすく説明していきます。

「シャープ」とは?

英語の「シャープ」は、「鋭い」という意味がありますが、音楽用語の「シャープ」「半音上げて演奏する」という意味になります。

楽譜上での記号は♯を用います。

ピアノの鍵盤をイメージした場合、指定の音符にシャープ記号が付いていた時は、「右隣り」の鍵盤を演奏します。


「フラット」とは?

英語の「フラット」は、「平らな」という意味がありますが、音楽用語の「フラット」「半音下げて演奏する」という意味になります。

楽譜上での記号は♭を用います。

ピアノの鍵盤をイメージした場合、指定の音符にフラット記号が付いていた時は、「左隣り」の鍵盤を演奏します。


「シャープ」と「フラット」の違い

「シャープ」「フラット」のように、音の高さを変化させる記号を、「変化記号」と呼びます。

変化記号の主な使われ方は2種類あり、ひとつは「調」を決めるための「調号」で、もうひとつは「臨時記号」です。

「調号」として変化記号が使用された場合は、一曲を通して指定された音の高さで演奏します。

「臨時記号」として使用された場合は、変化記号が使われた小節内でのみ効果が適用されます。

また、「シャープ」「フラット」に対して、「変化させた音を元の高さに戻す記号」として「ナチュラル」があります。

楽譜上での記号は?を用います。

「ナチュラル」は、調号として用いることはなく、臨時記号として機能します。

ただし、曲の途中で「調」が変化する場合には、元の「調号」に対してリセットする意味合いでナチュラルが表記されることがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「シャープ」「フラット」は、音楽用語として用いられ、音の高さを半音ずつ変化させる時に使う「変化記号」の呼び方であることが分かりました。

この2つの変化記号「シャープ」「フラット」に加えて「ナチュラル」を上手く組み合わせて用いることにより、その音楽に深みのある表情を与えることができます。

ただし、使用方法には音楽的なルールがありますので、音楽に興味がある方は、ぜひ詳しく学んでみてはいかがでしょうか。