「揺るぎない」と「揺るがない」の違いとは?分かりやすく解釈

「揺るぎない」と「揺るがない」の違い生活・教育

この記事では、「揺るぎない」「揺るがない」の違いを分かりやすく説明していきます。

「揺るぎない」とは?

「揺るぎない」とは考えや信念などが精神的に動じないことや他のものに影響されて変化しないことを指します。

主に内面的に強く変化しないことを指す言葉であり、物理的に強く動かない物に対しては使われません。

頑なにそれが正しいと信じ込んでいることでありともすれば頑固で融通が利かない悪いことに繋がりかねませんが、そういった悪い意味では使われず確固たる意思があることを褒める言葉として使われます。


「揺るがない」とは?

「揺るがない」とは他者からなんらかの接触を受けても動じないことを指します。

誰かに何かを言われても精神的に動揺しないという場合もありますし、物理的に強く押されてもビクともしないという物理的なことにも、社会的地位が盤石なことを表現することにも使われる言葉です。

これからのことが予想通りの展開になり何かが起きても予想から変わらないという場合にも使われますし、あらゆる物事に対して何が起きても変わらないという意味で使われます。


「揺るぎない」と「揺るがない」の違い

「揺るぎない」「揺るがない」の違いを、分かりやすく解説します。

精神的に他者の影響を受けず何があっても動じないことが「揺るぎない」で、他のものがなにをしても動かないことが「揺るがない」です。

「揺るぎない」は主に精神など内面的なものに使われますが、「揺るがない」は概念的なものにも物理的なものにも使われ、より汎用性の高い表現になります。

まとめ

「揺るぎない」「揺るがない」では何が動じないのかという使える範囲が違いますが、それとは別にどれだけ動じにくいかというニュアンスの違いを含ませることもあります。

どちらかと言えば「揺るぎない」の方がより動じにくい印象を与えやすいですが、あくまでもニュアンスの違いでしかないので「揺るぎない」「揺るがない」に言い換えても問題ありません。