この記事では、「ロス」と「レス」と「無駄」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロス」とは?
「ロス」の意味は以下の通りです。
1つ目は「役に立たないまま失うこと」という意味で、「時間のロス」など何もしないうちになくなってしまう様子です。
2つ目は「会計用語で損失のこと」という意味です。
3つ目は「勝負に負けること」という意味で、試合に敗れることです。
4つ目は「大切なものを失って落ち込む様子」という意味で、ペットが亡くなったり、推しのアイドルが結婚したりなどして、精神的にショックを受けて落ち込む様子のことです。
「ロス」は英語の「loss」が日本語化した言葉で、「失うこと」「亡くすこと」「減らすこと」「浪費」「無駄」「損失」「敗れること」という意味があります。
「ロス」の使い方
「ロス」は名詞・形容動詞として「ロスだ・である」「紙のロス」などと使われたり、「ペットロス」「推しロス」など俗語としてあらゆる事柄に使われます。
基本的に、ものを役に立たないまま失うことや、大切なものを失って落ち込む様子に使われる言葉です。
「ロス」の例文
・『彼女はペットロスに陥っている』
「レス」とは?
「レス」は、他の語の下に付き、「~がない」という意味の言葉です。
英語「less」が日本語化した言葉で、「little」の比較級として「~よりも大きさや数量が小さい・少ない」という意味です。
また、「レスポンス(返事・返信)」の略という意味もあります。
「レス」の使い方
「レス」は「~がない」という意味の場合、単体では使われません。
「キャッシュレス」「コードレス」「ケアレス」「ジェンダーレス」などと使われます。
基本的に、言葉の語尾について「~がない」という意味で使われる言葉です。
「レス」の例文
・『今やオフィスはペーパーレスの時代に入った』
「無駄」とは?
「無駄」は「むだ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「役に立たないこと」という意味で、それをしても何の利益も生まないことです。
2つ目は「浪費する」という意味で、限りあるものを意味なく使い捨てることです。
上記に共通するのは「役に立たない」という意味です。
「無駄」の使い方
「無駄」は名詞・形容動詞として「無駄で・である」「無駄足」「無駄金」などと使われたり、形容詞として「無駄な出費」などと使われたり、副詞として「無駄に明るい」などと使われます。
基本的に、何の役にも立たず、やる価値がないことに使われる言葉です。
「無駄」の例文
・『無駄な努力と知りながら最後まで全力で当たる』
「ロス」と「レス」と「無駄」の違い
「ロス」は「ものを役に立たないまま失うこと」「大切なものを失って落ち込む様子」という意味です。
「レス」は「言葉の語尾について『~がない』という意味で使われる言葉」という意味です。
「無駄」は「何の役にも立たず、やる価値がないこと」という意味です。
まとめ
今回は「ロス」と「レス」と「無駄」について紹介しました。
「ロス」は「失う」、「レス」は「~がない」、「無駄」は「役に立たない」と覚えておきましょう。